この記事ではサラリーマンや学生が一人暮らしをするのに掛かる生活費について説明します。生活費は約10万円掛かります。何にいくら掛かるのか?家賃がどのくらいの割合を占めているのか?という内容です。初めて一人暮らしを始める方やその両親、また自分の生活費が他の人より掛かりすぎているのではないか?という方に向けた内容です。
1 一人暮らしの生活費
一人暮らしはお金が掛かります。その中で私の経験からどのようなものにお金が掛かるか。予算はどのくらい必要なのかを参考にしていただけると幸いです。
2 生活費の内訳
掛かる費用は家賃+約10万円です。詳細は以下のとおりです。
2.1 家賃
都道府県により相場は異なります。毎月固定で支払う必要があり、管理費が掛かる場合は家賃+3,000~5,000程掛かります。通勤、通学で一人暮らしを始める場合には最寄駅からマンション、アパートまでの距離、通勤や通学に掛かる時間、広さ(1R、1Kや◯◯畳など)、何で作られているか(木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造など)を考慮して決めます。家賃の値段は住む地域、広さ、構造、築年数で相場が決まります。ワンルームであれば約6~8万円です。
構造の違いは?
大きく分けると木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造の3種類です。
木造 | 鉄骨造(S造) | 鉄筋コンクリート造(RC造) | |
家賃 | 安い | 安い | 高い |
音 | よく伝わる | 伝わりやすい | 高い |
断熱性 | 低い | 低い | 高い |
この表を見ると高いお金を払って鉄筋コンクリート造を借りるか、木造、鉄骨造でお金を節約して音や断熱性を我慢するかの2択のように見えます。
マンション、アパートでの音というのは上の人の足音や話す声など様々です。音が気になる場合は最上階を借りることで音を軽減できます。下の部屋と隣の部屋からの音に抑えることができます。中間の階を借りてしまうと上部屋の人の音、下の部屋の人の音、隣の部屋の人からの音の計4方向からの生活音に囲まれてしまうため、あまり向いていません。
木造、鉄骨造なら家賃が安い、角部屋、最上階にすることで快適に過ごせる。鉄筋コンクリート造なら音や断熱性をあまり気にすることなく部屋選びができるが、家賃が高い。
2.2 光熱費
主に電気代、ガス代、水道代です。契約する会社によって値段は変わりますが私の経験から約10,000~12,000円です。
- 電気代:¥5,000
- ガス代:¥3,000
- 水道代:¥2,000
2.3 食費
食費は外食、自炊で大きく差が出ます。一日3食外食で1食あたり1,000円掛かれば、月に90,000円掛かります。全て自炊すれば1食あたり500円とすると月に45,000円に抑えることができます。全て外食、全て自炊では参考になりません。1日1食が外食(昼食)で1,000円くらい、夜は自炊で500円で月に約45.000円となります(私の場合、朝食は摂らないため)。
2.4 通信費(スマホ、インターネット)
契約する会社やサービスによって異なりますがスマホの通信費は月に約5,000円、インターネット代(ポケットwifiや光回線などで契約する)は月に約5,000円掛かります。合計で約10,000円です。
2.5 日用品
消耗品(ティッシュ、トイレットペーパーや洗剤など)として月に5,000円と仮定します。(ストックがあり毎月固定の費用が掛かる訳ではないため)
2.6 交際費
主に会社や友人との飲み会とします。1回あたり5,000円で月に2回、2件ずつと仮定して月に20,000円とします。しかし、会社などでの在籍する年数が増えれば奢る、多めに出すなどして月に30,000~40,000くらい掛かることも・・・
2.7 その他
趣味があればそちらに掛かる費用です。趣味の有無、趣味の内容により費用は異なります。例としてスポーツジムに通う場合、会費として月に10,000円とします。
以上から家賃以外に約9万円掛かります。
項目 | 費用 |
光熱費 | 10,000 |
食費 | 4,5000 |
通信費 | 10,000 |
日用品 | 5,000 |
交際費 | 20,000 |
その他 | 10,000 |
合計 | 100,000 |
初めて一人暮らしをする場合には、生活費以外にも初期費用がかかります。詳細は下の記事にてご確認ください。
3 生活費の例
3.1 学生の場合
毎日の昼食は学食で350円、朝と夜は自炊で各500として食費を算出。1日あたり1,350円×30日=40,500円とする。
項目 | 費用 |
家賃(ワンルーム) | 50,000 |
光熱費 | 10,000 |
食費 | 4,0500 |
通信費 | 10,000 |
日用品 | 5,000 |
交際費 | 10,000 |
その他 | 10,000 |
合計 | 135,500 |
3.2 社会人(サラリーマン)の場合
毎日の昼食は外食で800円、朝と夜は自炊で各500として食費を算出。1日あたり1,800円×30日=54,000円とする。
項目 | 費用 |
家賃(1K) | 70,000 |
光熱費 | 10,000 |
食費 | 54,000 |
通信費 | 10,000 |
日用品 | 5,000 |
交際費 | 10,000 |
その他 | 10,000 |
合計 | 16,9000 |
生活に掛かる費用を算出しました。表から分かるように生活費の約7割が「家賃+食費」です。特に家賃は毎月固定なのでアパート、マンションを選択する前に予算を決めなければなりません。家賃を◯◯円掛ける必要があるのか?サラリーマンや学生であれば、職場や学校、友人の家で過ごす時間が多くなります。「気に入ったところを借りたけど、寝るために借りている状態」になる可能性もあります。引越しをする場合にも数万円掛かります。収入から家賃を慎重に選ぶように心掛けましょう。ちなみに、残業込みで家賃を決めるのは危険です。近年、働き方改革で急激に残業が減り、突然収入が数万円減る可能性があるので注意してください。