【2020年】PS4におすすめのゲーミングモニター10選【FPS向け】

PS4やNintendo Switchで使用するゲーム用のモニターに関する内容です。「フォートナイトやCOD、APEXなどのFPS、鉄拳やスマブラなどの格ゲーなどをプレイすることが多い!」「いろんな商品の性能をまとめてチェックしたい!」という方に読んでいただきたい内容です。値段の相場は、1万円〜3万円のものが多いです。

この記事では、予算を「1万円台」「2万円台」に分けて人気メーカーのおすすめの商品を紹介します。

1 ゲーミングモニターの選び方

 モニターを選ぶにあたって重要なポイントは基準は5つです。

リフレッシュレート

「〇〇Hz(ヘルツ)」と表現します。家庭用ゲーム機(PS4やSwitch)は最大60Hzまでしか対応していません。リフレッシュレートとは「1秒間に画面が何回更新されるか」を数値で表すものです。60Hzの場合、60回更新されます。60Hz以上であれば、家庭用ゲーム機(PS4、Switchなど)の性能を最大限に発揮できます

販売されているゲーミングモニターはPCゲーム用に作られていることが多く、60Hz以上のものが多い(75Hz、144Hz、240Hzなど)です。そのため、リフレッシュレートはあまり気にしなくて良いと思います。

応答速度

「〇〇ms(ミリセカンド)」と表現します。現在販売されている中では0.3msが最速です。

応答速度に関しては速ければ速いほど良いです。モニターのスペックには「1ms」と記載されていても、色によって1msより遅いことがあります目安としては「1ms以下」がおすすめです。プロゲーマーの大会(CWL)で使用されているモニターは応答速度が1msです。

応答速度に関して、モニターを製造しているメーカー「EIZO」のホームページの解説が分かりやすいです。

液晶ディスプレイの応答速度とは、画面の色が「黒→白→黒」と変化するときに要する時間だ。単位には「ms」(ミリ秒、1msは1秒の1000分の1秒)が使われる。応答速度が「12ms」の液晶ディスプレイは、画面の色が「黒→白→黒」と変化するときに12msの時間がかかるということだ。

(中略)

応答速度が高速な液晶ディスプレイは、画面の切り替わりが速い描画、すなわち動画やゲームに有利だ。応答速度が低速だと、画面の「色」の切り替わりが遅いため、画面内で何らかの物体が動くときに、その物体の残像感やぼんやり感となって現れる。応答速度が高速だと、物体の動きが速い動画やゲームでも、くっきりシャープに感じられるというわけだ。

(中略)

現在の液晶ディスプレイのスペック表記では、「黒→白→黒」以外の応答速度はまったく考慮されていないのが実状なのである。(後略)

出典:第3回 スペック表記に潜む落とし穴──応答速度の虚像と実像

画面サイズ

24インチがおすすめです。基本的に視界に画面が全て納まる大きさです。プロゲーマーが使用するサイズも24インチが多いです。

非光沢(ノングレア)がおすすめ

画面の種類は2種類(光沢・非光沢)あります。非光沢(ノングレア )がおすすめです。非光沢の方が種類が豊富です。それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

光沢の場合、メリットは「画質が良い」ことです。デメリットは2つあり、「光が反射しやすい」「画面の傷が目立つ」という点です。

非光沢の場合、メリットは3つあります。「光が反射しにくい」「画面の傷が目立ちにくい」「目が疲れにくい」という点です。デメリットは「映像が地味に見える(発色が悪い)」点です。FPSをプレイする際、画面に集中する時間が長いです。目が疲れにくい「非光沢」がおすすめです。

HDMIポートの数

2つ以上あると便利です。ゲーム機とパソコン、PS4とNintendo Switchなど複数の機器を接続し、兼用のモニターとして使用できます。HDMIポートが1つのものであれば、使用する機器が変わる時に差し替えなければなりません。複数の機器を使用する場合、HDMI切替器(約¥1,000)で2つのケーブルを接続できます。

2 ゲーミングモニターを使うデメリット

設定が面倒

映像の種類(FPSモード、映画モードなど)を切り替えられるものが多いです。ゲーム以外の用途(アニメや映画を見る)で使用する場合、設定を変更する手間があります。「テレビからゲーミングモニターに変えた時」、「モニターを買い替えた時」などに色合いが違うため、違和感を感じることがあります

音質があまり良くない

スピーカーが内臓されていますが、音質が良くありません。ゲームをする際にヘッドセットやイヤホンを使用する場合は問題ありません。テレビのようにスピーカーで音を聞くのであれば、外付けのスピーカーを使用した方が良いです。

3 おすすめのゲーミングモニター

この記事で紹介しているものは「リフレッシュレート60Hz以上、応答速度1ms以下、画面サイズが24インチ前後非光沢のモニター」です。

1万円台2万円台の違いは、画面の高さ調整が可能・不可能のちがいです。2万円台のものはリフレッシュレートが高い傾向にあります。お金に余裕があれば、高さ調整可能なモニターがおすすめです。

注意点

「Amazon価格」は2020年2月17日時点での価格です。価格が変更されていることもあるので、気になった商品をチェックしてみてください。

3.1 予算1万円台のモニター

ASUS VP248H

1msで24インチの中では最も低価格のモニターです。「スペックが満足していて、値段を抑えたい!」という人におすすめです。Amazon限定モデル3年保証付です。「HDMIポートが1つ」のため複数の機器を同時に接続するためにはHDMI切替器が必要です。

Amazon価格¥12,571
発売日2019/10/11
画面サイズ24
高さ調整
光沢/非光沢非光沢
HDMIポート1
応答速度1ms
リフレッシュレート75Hz

ASUS VG245HE

VG245Hとスペックは同じです。フリッカーフリーブルーライト軽減の機能があります。高さ調整はできませんが、価格が抑えられています。ASUSの最新モデルです。

Amazon価格¥16,993
発売日2019/11/22
画面サイズ24
高さ調整
光沢/非光沢非光沢
HDMIポート2
応答速度1ms
リフレッシュレート75Hz

Dell SE2417HGX

画面のサイズは少し小さいですが、部屋に大きいモニターを置きたくない!」「できれば小さいモニターを置きたい!」という人におすすめです。3年間の交換保証があり、ブルーライト軽減機能があります。

Amazon価格¥13,481
発売日2019/09/28
画面サイズ23.6
高さ調整
光沢/非光沢非光沢
HDMIポート2
応答速度1ms
リフレッシュレート75Hz

I-O DATA GigaCrysta LDGC252STB

人気シリーズのGigaCrystaです。画面サイズは少し大きめですが、1万円台では最速のモニターです。

Amazon価格¥17,652
発売日2019/11/12
画面サイズ24.5
高さ調整
光沢/非光沢非光沢
HDMIポート2
応答速度0.6ms
リフレッシュレート75Hz

BenQ ZOWIE GL2480

BenQの75Hzモニターです。ブルーライト低減機能、輝度自動調整機能があります。HDMIポートが1つのため、複数の機器を接続するにはHDMI切替機が必要です。

Amazon価格¥13,939
発売日2019/09/10
画面サイズ24
高さ調整
光沢/非光沢非光沢
HDMIポート1
応答速度1ms
リフレッシュレート75Hz

Acer KG241bmiix

最速の0.3msのモニターを販売しているAcerです。こちらは1msですが、必要なスペックを満たしています。

Amazon価格¥14,740
発売日2018/06/25
画面サイズ24
高さ調整
光沢/非光沢非光沢
HDMIポート2
応答速度1ms
リフレッシュレート75Hz

3.2 予算2万円台のモニター

2万円台のモニターは高さ調整が可能です。

ASUS VG258QR-J

Amazon限定0.5msのモニターです。画面サイズが少し大きいですが、3年保証があります。HDMIポートが1つのためHDMI切替器があると便利です。

Amazon価格¥26,128
発売日2019/04/19
画面サイズ24.5
高さ調整
光沢/非光沢非光沢
HDMIポート1
応答速度0.5ms
リフレッシュレート165Hz

LG 24GL650-B

LGの144Hzモニターです。画面が少し小さいため、「144Hz小さめのモニターが欲しい!」という方におすすめです。

Amazon価格 ¥24,980
発売日 2019/07/19
画面サイズ 23.6
高さ調整 ◯
光沢/非光沢 非光沢
HDMIポート 2
応答速度 1ms
リフレッシュレート 144Hz

I-O DATA GigaCrysta EX-LDGC242HTB

I-O DATAの144Hzモニターです。LDGC252STBと同様のスペックですが、画面が小さめです。HDMIポートが3つあります。「3つの機器を接続したい!」という方におすすめです。

Amazon価格¥25,515 
発売日 2019/03/07
画面サイズ 23.6
高さ調整 ◯
光沢/非光沢 非光沢
HDMIポート 3
応答速度 0.6ms
リフレッシュレート 144Hz

BenQ ZOWIE XL2411P 

BenQの144Hzモニターです。ブルーライト軽減機能があります。HDMIポートが1つのため、複数の機器を接続する場合にHDMI切替器が必要です。

Amazon価格¥24,863
発売日2018/06/11
画面サイズ24
高さ調整
光沢/非光沢非光沢
HDMIポート1
応答速度1ms
リフレッシュレート144Hz

4 CWLの公式モニター(CODプレイヤー向け)

「CWL(Call of Duty World League)の公式モニター」を紹介します。大会で使用された実績があり、「公式」として認められたモニターです。「迷ったときは公式モニターを買う」という選択が良いと思います。

ASUS VG245H(CWL2019)

BO4シーズンの公式モニターです。ブルーライト軽減機能やフリッカーフリーがあり、目が疲れにくい機能がついています。

Amazon価格¥20,727
発売日 2018/10/12
画面サイズ 24
高さ調整 ◯
光沢/非光沢 非光沢
HDMIポート 2
応答速度 1ms
リフレッシュレート 75Hz

BenQ ZOWIE RL2460S(CWL2018)

CWL2018で使用されたものはRL2460ですが、2018年から後継機のRL2460Sが販売されています

Amazon価格 ¥24,039
発売日 2018/12/21
画面サイズ 24
高さ調整 ◯
光沢/非光沢 非光沢
HDMIポート 2
応答速度 1ms
リフレッシュレート 76Hz

値段・性能・スペックなどはモニターによってバラバラです。個人的にはVG245Hがおすすめですが、必要な(必要になりそうな)スペックのモニターを選ぶのがベストだと思います。