Astro Gamingのゲーミングヘッドセット「A40TR-002r」のレビュー記事です。今回レビューするモデルは2021年モデル(2021年1月発売)です。
A40TRの特徴
- 開放型のヘッドセット
- 少し重めのヘッドセット(374g)
- 低音が強く、足音が聞き取りやすい
- マイクの位置を左右に付け替えれる
- Mod kit(別売)で密閉型に変更可能
低音が強く、迫力のあるサウンドです。実際にPS5で使用した感想や、メリット・デメリットをまとめました。
Contents
A40TRを開封
A40TRの外箱です。「対応プラットフォーム:PLAYSTATION」と記載されています。PlayStation向けですが、PCで使用することもできます。ケーブルは3.5mm4極プラグ、PCスプリッターが付属しています。

背面には簡単な説明が記載されています。

側面の様子です。


内箱はキャラクターが描かれた艶のある箱です。デザインはMixAmpと同じです。

箱を開くと中身が見えます。

内容物一覧
中身を取り出した様子です。

内容物を表にまとめました。
製品名 | A40TR |
型番 | A40TR-002 |
Amazon価格 | ¥14,900 |
ヘッドセット | 369g |
インラインミュートケーブル | 2.0m |
パソコンスプリッター | 1.5m |
保証書などの書類 | 日本語対応 |
書類は日本語に対応しています。

説明は図で記載されています。ヘッドセットに3.5mmのケーブルを接続して使用します。PCなどの環境によって、PCスプリッターを接続して使用します。


ヘッドセットについて
A40TRはケーブルの着脱が可能です。

イヤーパッドはマグネットで固定されています。ドライバーには傾斜があり、耳が押し付けられにくい形状です。


イヤーパッドの厚さは約1.5cmです。他の製品では2.0cm以上の厚みがある商品もあるため、A40TRのイヤーパッドは「やや薄め」です。

ヘッドパッドはツメで固定されており、着脱可能です。

ヘッドパッドの厚みは約1.2cmです。

マイクは着脱可能です。


スピーカータグはマグネットで固定されています。スピーカータグの内側には左右ともにマイクの差込口があります。マイクの位置を変更できます。マイクの位置が変更できるヘッドセットは珍しいです。


マイクの位置を変更した状態です。アンプやPCなどの位置によっては便利な機能です。


イヤーカップは90°に回転します。首にヘッドセットを掛けて休憩する時などに便利です。

重量を測定しました。ヘッドホンのみの状態で357gです。

マイクを取り付けた状態では370gです。

マイクなしでケーブルを取り付けた状態です。重量は361gです。

マイク・ケーブルを取り付けた状態です。重量は374gです。重量が軽いヘッドセットではありません。

スピーカータグ、イヤークッション、ヘッドバンドは別売りのMod kitで付け替えられます。Mod kitを使用することで、密閉型のヘッドセットに変更できます。
ケーブルについて
ケーブルは2本です。
- インラインミュートケーブル
- パソコンスプリッター

インラインミュートケーブルの長さは、2.0mです。端子は3.5mm4極プラグです。

マイクミュートは、リモコンをスライドすることで切り替えます。


パソコンスプリッターの長さは1.5mです。

マイクについて
マイクの長さは約18cmです。イヤーカップの外側に取り付けるため、やや長めです。

自由に折り曲がるため、口元に近づけることができます。

単一指向性のマイクです。

スペック・素材について
スペックについて
A40TRのスペックを表にまとめました。
発売日 | 2021/01/21 |
接続方法 | 有線 |
ヘッドフォン | |
ドライバー | 40mm径ダイナミックサウンドドライバー |
タイプ | 開放型 |
周波数応答 | 20~20,000Hz |
インピーダンス | 48Ω |
マイク | |
マイク指向性パターン | 単一指向性 |
サイズ | 6.0mm |
素材について
イヤーパッド | 布製 |
ヘッドパッド | |
スライダー(サイズ調整部分) | アルミ |
スピーカータグ | プラスチック |
各素材の位置を画像にまとめました。

実際に使用した感想
着け心地について
A40TRは約370gの重量がありますが、着けていて「重さによる疲れ」はあまり感じませんでした。側圧は普通~やや弱めくらいです。イヤーパッドが潰れるようなことも起こりませんでした。
イヤーパッドやヘッドパッドは布製です。フリースのような素材です。肌触りがよく、程よい弾力があります。着け心地の良いヘッドセットだと感じました。製品自体は「開放型」ですが、使用してみると「密閉型」のような没入感がありました。
気になる点
「布製」のため、気になる点があります。夏場に汗をかいた時に、イヤーパッドやヘッドパッドが湿気を帯びる可能性があります。また、長期間使用することで「毛羽立ち」や「ホコリが付きやすくなる」心配があります。
また、使い始めてから1~2日の間にドライバーの後ろが顎に当たるような感覚がありました。その後は当たるような感覚はなくなりました。開封直後は、人によって気になる場合があるかもしれません。

音楽を聴いた場合
A40TRをPCに3.5mm4極プラグを接続して、音楽を視聴しました。アンプを使用していない状態でも低音が強めのため、迫力のあるサウンドだと感じました。「低音が強め」のヘッドセットですが、低音が響くような感覚はありませんでした。
男性ボーカルの場合は楽曲の雰囲気を変えずに視聴できました。しかし、音程の高いボーカルの場合、曲の雰囲気が変わってしまいました。例えば、「Ado」や「Lisa」、「King Gnu」など「高音でハリのある声」のアーティストの場合、「声のハリ」が薄れるように感じました。
音楽の視聴には使えますが、アーティストや楽曲によると感じました。雰囲気が変わる・ボーカルの声が聞き取りにくくなる場合がありました。
PS5でAPEX Legendsをプレイした感想
A40TRをAstroのMixAmpに接続してプレイしました。
第一印象は「低音がとても強い」と感じました。ゲーミングヘッドセットの中でも、トップクラスの低音の強さだと感じました。音の聞こえ方は「RazerのKrakenに似ている」と感じました。Krakenよりは少しだけ低音が弱いですが、ゲーミングヘッドセットの中では低音が強い部類です。低音が強いことにより、「音が響くこと」は気になる点です。
低音が強いため、近距離の足音や銃声の方向が聞き分けやすいと感じました。バトロワやFPSで活躍できるヘッドセットです。重量はありますが、3~4時間であれば疲労感はありませんでした。「ゲーム用のヘッドセットを探している!」という人におすすめです。興味があればチェックしてみてください。
「アンプを持っていない!」という人はセットで購入するとお得です。同じメーカーで揃えることができ、相性も良いです。ぜひチェックしてみてください。
PS5やPS4 Slimでアンプを使用する場合、HDMIアダプターが必要です。