【レビュー】新型Astro MixAmp Pro TR(2019)をPS4Slimで使用した感想

AstroのMixAmp Pro TR-002が2019年6月27日に日本で発売されました。実際に使用してみて、ヘッドセット単体で使用する場合よりゲームを楽しむことができるようになる商品なので紹介していきます。旧型に比べてヘッドセットなどのケーブルの差込口が整理され、配線をまとめ易くなりました。以前からAstroのMixAmpには興味があり、新型が発売されたことをきっかけに購入しました。MixAmpを使用すると、PS4の音声を5.1chサラウンド化することが可能です。

この記事の内容

  • Astro MixAmp Pro TRには何が入っているのか?
  • Astroって何?Logicoolってどんな企業?
  • MixAmpを使うにはPS4とPCで設定が必要!
  • PS4Slimでサラウンド化するためにはHDMIケーブルと音声分離器が必要!
  • ヘッドセット(G433)と繋げて使用した感想

1 MixAmpを開封

箱は二重になっており、内側の箱はキャラクターが描かれた艶のある箱です。

内側の箱を開けるとMixAmp、配線ケーブルが入っています。内容物一覧でケーブルなどの中身の説明をしています。

2 Logicoolについて

logicoolはどんな会社なのか興味があり、調べてみました。簡単に紹介します。

1981年にスイスのアプル(Apples)でLogitech社設立されました。1988年に日本法人株式会社ロジクール設立されました。赤外線コードレスマウス、トラックボール、レーザーマウスなど革新的な製品を販売している企業です。Logitechのブランドは以下のとおりです。

  • Logitech(日本ではLogicool)
  • Ultimate Ears
  • Jaybird
  • ASTRO GamingおよびLogitech G(日本ではLogocool G)

FORTNITE、PUBG(Player Unknowns BattleGrounds)などのプロチームのスポンサーを手がけている企業で、多くのゲーマーに愛されているブランドの一つです。

3 内容物一覧

名称 大きさ
製品本体(MixAmp) 138×81mm(228g)
TOSlink光学ケーブル 3m
Micro-USBケーブル 3m
デージーチェーンケーブル 0.5m
パソコンヘッドセットYアダブター
クイックスタートガイド
保証規定
保証書

ケーブルが多く入っていますが、実際に使用するのは3つです。

  • 製品本体
  • OSlink光学ケーブル←PS4の音声を光デジタルでサラウンド化してヘッドホンに接続するために使用。PS4と接続。
  • Micro-USBケーブル←MixAmpに電源供給するために使用。PS4のUSBポート、またはコンセントに接続。

MixAmpのサイズはdualshock4と同じくらい!

MixAmpの大きさをPS4のdualshock4と比較しました。

 

dualshock4の重量は約210gなので、コントローラーと同じくらいの大きさ、重量です。

MixAmpの特徴

表面

サラサラしていて、指紋がつきにくいです。また、ツマミが大きく、音量の調整がしやすいです。左のダイヤルは左右それぞれに90°ずつ回転し、コンポの音量調整のように滑らかに回すことができます。右のダイヤルは約270°の範囲で調整でき、GAMEとVOICEの真ん中(メモリが一番上にある状態)で止めることができます。(カチっと音はならず、触った感触はポコっとなる印象。)中央の黒いボタンは上がサラウンドのオン・オフ、下はイコライザの切り替えを行うスイッチです。

奥側にはポートがまとまっており、PS4・PCの切り替えボタンがあります。名称は左から順に以下の通りです。

  • デジタルデイジーチェーン
  • オプティカル入力
  • USBオーディオ/電源
  • PS4→PCの切り替えスイッチ
  • AUX入力
  • カスタマイズ可能なストリーム出力
  • デジタルデイジーチェーン

PS4とヘッドセットを接続する際に使用するのは黄色のマーカーで示した項目を使用します。

手前

ヘッドセットポートが1つのみで手前に出てくるコードがヘッドセットやイヤホンのコードだけなので、「コードでゴチャゴチャ」となることがありません。左側のPC・PS4の部分は奥にある切り替えスイッチで設定した側が白く点灯します。

4 PS4に接続(旧型またはPS4 Pro)

PS4の旧型、PS4 Proであれば下の画像のように接続することで音声を5.1chのサラウンド化することができます。

5 PS4 Slim(スリム)に接続

PS4 Slimの場合は、光デジタル端子が搭載されていないため、光デジタル端子付きのモニター、音声分離器のどちらかが必要です。どちらもHDMIケーブルを使用し、モニター、音声分離器で光デジタルの音声に変換します。

5.1 光デジタル端子付きのモニターを使用する場合

PS4 Slimから光デジタル端子付きのモニターにHDMIケーブルで接続し、音声をモニターで光デジタルに変換してMixAmpに接続します。

5.2 音声分離器を使用する場合

音声分離器は光デジタル端子付きのモニターと同じ役割をします。PS4スリムから音声分離器にHDMIケーブルで接続し、音声分離器で変換した光デジタルの音声をMixAmpへ送ります。映像はモニターへ情報を送ります。音声分離器には2ch、5.1chなどの切り替えスイッチがあります。5.1chに切り替えて使用します。

価格は¥2,000~16,000と幅が広いですが、¥3,000程度のもので問題ありません。光デジタルに対応した音声分離器は家電量販店ではあまり取り扱っていません。(¥3,000程度の製品は海外製が多いため。日本製だと値段が高い傾向にある。)また、この方法ではHDMIケーブルが2本必要です。そのため、追加のHDMIケーブルを購入しなければなりません。

私が購入して、問題なく使用できたので音声分離器、HDMIケーブルを紹介します。どちらも比較的低価格で良い商品なので参考にしてください。

6 PS4側の設定

PS4で5.1chサラウンド化するための設定を行います。

PS4(旧型)、PS4 Pro

主力端子を光デジタル端子に設定、音声フォーマットをビットストリーム(Dolby)に設定します。

設定_サウンドとスクリーン_音声出力設定

  • 主に使用する出力端子_光デジタル端子_Dolby Dsgital 5.1ch
  • 音声フォーマット(優先)_ビットストリーム(Dolby)

ゲーム音とチャットの音量調整を可能にする設定をします。

PS4 Slim

音声フォーマットをビットストリーム(Dolby)にする設定をします。

設定

サウンドとスクリーン

音声出力設定

音声フォーマット(優先)

ビットストリーム(Dolby)

ゲーム音とチャット音声の音量調整を可能にする設定

この設定を行うことでMixAmpでゲーム音、チャット音声のどちらかだけ大きくすることができます。(右のダイヤルが使えるようになる)

設定_周辺機器

オーディオ機器

ヘッドホンへの出力

チャット音声

以上でPS4側の設定が完了です。

7 PCのソフト(Astro Command Center)で設定

Astro Command Centerではイコライザを設定します。

ソフトをインストール

Support(サポート)_Software(ソフトウェア)をクリックするといくつかソフトウェアが並んでいます。

ASTRO COMMAND CENTERにあるDOWNLOAD FOR◯◯◯をクリックするとダウンロードが始まります。windowsの場合はPC、Macの場合はMAC、Windows10の場合はFOR WINDOWS10(一つ下の項目)を選択します。

MixAmpとPCを接続

MIxAmpのUSBケーブルでPCに接続します。

MixAmpのPS4→PCの切り替えスイッチをPCに切り替えるとPCで設定が可能です。切り替えると白く光ります。

Astro Command Centerで設定

ソフトウェア(PC)で設定できる内容はイコライザプリセット、マイク、ストリームポートの3つです。

マイクの設定

マイクはノイズゲートを設定します。何も設定していなければ「ストリーミング」に設定された状態です。

トーナメント<ホーム<NIGHT<ストリーミングの順にノイズゲート(雑音を低減させる機能)が大きくなります。機能を生かすため、ストリーミングがおすすめです。

マイクレベルは最大にしても、大きすぎることはないので最大にします。

サイドトーンは自分の声を聞けるようになる機能(マイクで拾った自分の声がヘッドセットに聞こえる)です。密閉型のヘッドセットを使用していて自分の声を確認したい場合は調整しましょう。開放型やイヤホンを使用していれば、自分の声は聞こえてくるのでオフにして問題ありません。必要があれば調整しましょう。

ストリームポートの設定

YouTubeなどに動画投稿する場合に使用する機能です。配信や録音に使用する機能ですが、設定しなくても問題なく使用できます。

イコライザの設定

MixAmpを使用する一番のメリットはイコライザプリセットが設定できることです。

初期状態ではASTRO、NATURAL BASS、BARANCED、TOURNAMENTの4つが設定されています。(初期状態ではASTROが聞き取りやすくておすすめですが、設定はした方が良いです。)私がCall of Duty BlackOps4で使用しているBeastmode2.1は下のように設定しています。

「Fortnite イコライザ」のように「ゲームタイトル イコライザ」と検索するとゲームごとに最適な設定が紹介されているので、いろんな設定を試してみてください。設定が終了したら左上のデバイスに同期をクリックするとMixAmpに設定が反映されます。私はPS4でYouTubeなどの動画を観ることがあるのでゲーム用のプリセット、音楽、動画用のプリセットを分けて設定しています。ボタン一つでイコライザを変更できるのでおすすめです。

イコライザは詳細設定を開くと80〜15,000の間で5種類の中心周波数のレベルを-7〜+7の15段階で調整できます。単純計算で(15,000-80+1)×15=223,815通り!

MixAmp1台でプリセットをいくつも作成することができ、数多くの用途に対応できるので音楽、映画、ゲームなどの音質をグレードアップできる商品です。

8 ヘッドセット(G433)を接続して使用した感想

私が使用しているヘッドセットはLogicool G433です。開放型でメッシュ素材なので蒸れにくく、259gと軽いのが特徴です。ヘッドセットを比較したサイトでよく紹介されていますが、疲れにくく現在は¥8,787~13,500で販売されており、最安値で¥8,787です(2019年8月21日)。メーカーの希望商売価格は¥13,380です。

ミュート時に音量調整のダイヤルのランプが赤く点灯したので、Astroのヘッドセットを使用していなくても問題なく使用できました。

ヘッドセットを初めて使用した時は前後左右の4方向から音が聞こえて快適でした。Astro MixAmpを使用すると前と左右の間、後ろと左右の間のように8方向からの音声が判断できるようになったと感じました。FPSで音を聞き分けるのには最適なアンプで、ヘッドセット単体とは比べ物にならないため、使ったほうが有利と言われるのにも納得できる商品です。ヘッドセット単体で5.1chサラウンド化できる商品もありますが、既に使用しているヘッドセットをサラウンド化できるというのが最大のメリットです。ヘッドセットは側圧の強弱、重さ、密閉型・閉鎖型など商品によって特徴が異なります。また、「イヤホンを使用したい」という場合にもヘッドセットポートに差し替えるだけで多くの商品に対応できるのが魅力的です。イコライザを変更することでどんなゲームにも対応することができるので汎用性が高く、長期的に使用できます。

今回紹介したAstro MixAmpは販売店によって価格は異なります。¥16,728~24,500と幅があり最安値で¥16,728です(2019年8月21日)。メーカー希望商売価格は¥18,750(税抜)です。

ヘッドセットとミックスアンプをまとめて購入する場合は¥30,989〜¥34,989と幅があり、最安値の¥30,989です(2019年8月21日)。メーカー希望商売価格は¥31,250(税抜)です。別々で購入する場合、最安値で¥35,178のため約4,000円お得に購入できます。

A40TRは側圧が弱く、長時間使用しても疲れにくいヘッドセットです。マイクを左右に付け替える、マイクを取り外してヘッドホンとして使用することも可能です。サイズの調整は「カチカチ」というメモリではなく、滑らかに調整できます。

ヘッドセット単体で購入される場合はこちらです。価格帯は¥18,450〜¥26,352で最安値の¥18,450です(2019年8月21日)。メーカー希望商売価格は¥18,800(税抜)です。