【レビュー】PS4 コントローラー スティックの修理とバックシェルの交換

PS4のコントローラーでバックシェルを交換できるのはご存じでしょうか?AmazonでeXtremeRateの交換用バックシェルを購入したのでレビューしていきます。また、バックシェルの交換時にDualShock4を分解し、アナログスティックの接触不良を修理したので手順を解説します。バックシェルを交換することで見た目が変わる(かっこよくなる)・コントローラーが握りやすくなるというメリットがあります。

この記事の内容

  • PS4コントローラーの分解方法
  • バックシェルの取り付け方
  • コントローラーの分解の仕方がわかる
  • 実際に使用するメリット・デメリット

1 バックシェルを開封!

Amazonで購入しました。箱を開封すると2重の梱包が施されています。外側はプチプチとした緩衝材、内側はジップロックのようなパッケージ袋で覆われています。

袋から取り出した状態です。表面は凸凹とした塗装が施されています。ゴム素材のグリップとは違い、ベタつきがなく、塗装の凹凸に指が引っかかる印象です。凹凸によってグリップ力の工場に期待できます。純正のコントローラーは均一な細かい凹凸がありますが、今回購入したバックシェルは凹凸の高さ、大きさがランダムです。おそらく、商品によって粒の大きさや数に違いがある商品だと考えられます。

eXtremeRateについて

2009年からPS4、Xbox One、Nintendo Switch用のコントローラーアクセサリーやユニークなゲーム機器を製造している企業です。

主な商品は純正のコントローラーをプロコンのように背面ボタンをつける商品やコントローラーのフロントシェル、バックシェル、交換用のボタンを販売しています。

2 DualShock4を分解

PS4のコントローラーを分解し、バックシェルを取り換えます。分解の手順を解説します。

バックシェルをはずす手順

背面のネジを4つはずす。

初めて分解する場合は左右の持ち手部分をにぎり、手前からはずします。

前面と背面の2つに別れたら赤枠のブラグ(バッテリーの左側)をはずす。

画像のようにマイナスドライバーなどの細い道具で白いプラスチック部分をはずす(上に持ち上げるとはずれます)。

背面側の赤枠にあるクッション材をはずす。

基盤とバックシェルを固定しているネジをはずす。

充電のコネクタをはずず(外側からドライバーなどで押すとはずれます。同時に黒いテープと基盤をバックシェルからはずす)。

バックシェルの取り付け手順

充電のコネクタを取り付ける。

基盤とバックシェルをネジで固定する。

半透明のパネルをのせる。

透明のパーツを取り付ける(基盤の左に引っ掛けて取り付ける)。

白いプラスチックのパーツを取り付ける(左のツメに引っ掛けて、右側は上から押さえつける)。

バックシェルのプラグをバッテリー左側の差込口に差し込む(黒い線まで押し込む)。

フロントシェルとバックシェルをつなぎ、背面をネジで4箇所を固定する。

以上でバックシェルが取り換えられます。

スティックの修理

バッテリーのプラグをはずす。

バッテリーカバーをはずす(固定しているネジをはずす)。

青色のプラグを引き抜くとフロントシェルがはずれます。

フロントシェルを外した状態。

アナログスティックをはずす。接点復活スプレーを吹きかける(周囲にかかるとサビなどの痛む原因になる可能性があります。拭き取りましょう。かける量は1、2滴で十分です)。

アナログスティックを押し込むと、基盤を取り外すことができ、型式を確認できます。今回は2018年に購入したPS4 Slimに付属していたコントローラーを使用しています。私が分解したものは「JDM-055」でしたが、購入する前に確認は必須です。型式が違うとサイズやパーツが違い、使用できない可能性があります。

ここからは元に戻す作業です。

アナログスティックを取り付ける。

フロントシェルを取り付ける。

青色のプラグを差し込む。

バッテリーカバーを取り付け、ネジで固定する。

バッテリーのプラグを差し込み、バッテリーをのせる(プラグの向きに注意!向きを間違えると中の針が折れてしまうので差す前に確認!)。

バッテリーの左側にバックシェルから出ているコードを差し込む。

フロントシェルとバックシェルを4つのネジで固定する。

アナログスティックなどに不具合がないか、ゲームなどで動作確認します。問題がなければ交換が完了です。

3 バックシェルを使用した感想〜メリット・デメリット〜

メリット

コントローラーが純正のものより握りやすいと感じました。ランダムな凹凸があり、手に汗をかいて滑っても凹凸に引っかかりやすい印象でした。また、見た目が純正のものよりもかっこいい印象です。同じコントローラーに飽きてしまった人や買い換えたい人には約2,000円で見た目を変えることができるので、新品の商品を購入する約1/3の値段で購入でき、おすすめです。また、「グリップのシールがベタついて苦手」という人にもおすすめです。

また、分解できるようになることでFPSなどでは1アナログスティックやボタンを多く使用するためコントローラーの寿命が短くなりやすいです。ゲームをする時間(量)や操作方法によって差は出ますが、1年に何度か壊れることがあると思います。自分で直すことによって手間は掛かりますが、コスパはかなり上がると思います。自分だけのオリジナルコントローラーに変わるのが魅力的です。

デメリット

・1番のデメリットは分解することで保証が効かなくなる可能性があるということです。PS4の本体やコントローラーを購入した際に保証書が付属しており、無償で交換してもらえる期間は1年間です。故障が心配な方、購入して1年以内の商品でパーツ交換や分解をしようとしている人はご注意ください。

バックシェルが少し小さいと感じました。下の画像のようにL1,L2ボタンの外側、R1、R2ボタンの外側に約1mmの隙間ができてしまいました。カタカタと動くことはありませんが、3種類に使用できるように作られているのでどの型式でも「ぴったりはまる」ということはないと思います(私が購入したものは『JDM-040』、『JDM-050』、『JDM-055』に対応しています)。型式の確認に戻る

興味がある人は是非、チェックしてみてください(購入前に型式は必ずチェックしてください!)。

アナログスティックの修理に使用した接点復活スプレーはパソコンのUSB接続部などの機器の修理に使用できる商品です。