BenQのデスクライト「ScreenBar(スクリーンバー)」のレビュー記事です。モニターでゲームをプレイする人・PCで作業することが多い人におすすめのライトです。Screen Barの特徴は3つあります。
ScreenBarの特徴
- モニターに引っ掛ける
- モニターに反射しない
- 手元まで明るい
モニターでゲームをプレイする人やPCで作業することが多い人におすすめです。
Contents
ScreenBarを開封
外箱にはScreenBarの画像が添付されています。実際に取り付けた時の様子が分かります。箱の大きさは51cm×21cm×5cmです。幅は24インチのモニターより約5cm小さいです。

背面には英語、中国語で組み立て方・取り付け方の説明が記載されています。

箱はスライドさせて開封します。内箱を開けるとScreenBarのパーツが見えます。


内容物一覧
中身を取り出した様子です。

名称 | 大きさ |
価格 | ¥11,900 |
製品本体(ライト) | 45cm×2cm×2cm |
おもり部分 | 4.5cm×9cm×9cm |
USBケーブル | 156cm |
製品保証書 | ー |
外箱の説明を見ながら組み立てます。
ライトについて
一般的なライトはLEDが平行に取りついているため、光が広がり、モニターに反射しやすいです。ScreenBarはLEDが斜めに取りついています。

LEDに傾斜があることで、モニターを照らさずに手元を明るく照らしてくれます。

背面にはMicro USBポートがあります。

タッチパネルについて
ScreenBarの上部にはタッチパネルとセンサーがあります。


タッチパネルのボタンとセンサー
- 手動調光ボタン:明るさの設定(14段階)
- 色相調整ボタン:色の温度の設定(8段階、白っぽい寒色~オレンジ色の暖色)
- 照度センサー
- 自動調光ボタン:ライトの明るさ、色の温度を自動で調整
- 電源ボタン
ボタンは複数ありますが、基本的には2つのボタン(電源ボタン、自動調光ボタン)を使用すると快適に使用できます。自動調光ボタンは他のボタン(手動調光ボタン・色相調整ボタン)との併用は不可能です。
明るさについて
手動調光ボタンで明るさを設定する場合、14段階で設定できます。色相が最も白い状態で、1番明るい状態と1番暗い場合を比較しました。


色相がオレンジに近い色で1番明るい状態と1番暗い状態です。


どちらを比較しても、キーボードの光の当たり具合や、光が当たっている範囲に差が出ていることが分かります。
色相調整について
ライトの色相は8段階です。白っぽい寒色の場合の様子です。

色相がオレンジ色に近い暖色の場合の様子です。

おもりについて
おもりにはライトを通すクリップが付いています。

モニターの背面に当たる部分にはゴム製の滑り止めが付いています。ScreenBarを設置したときに「ずれを防止」する機能があります。

モニターに引っ掛ける部分にも滑り止めがあります。

クリップには穴が空いています。電源のUSBケーブルを通すことができます。

USBケーブルについて
USBケーブルはScreenBarの電源供給のために使用します。端子はType-AとMicroUSBです。

ライト側にMicro USB端子を使用します。Type-A端子はモニターやPS4、PCなどに接続して電源を供給します。私の場合、ライトを単体で使用することがあります。以前使用していたiPhoneなどの充電器に接続して使用しています。
ケーブルの長さは約156cmです。机の周辺に電源をとる機器(ゲーム機、PC、コンセントなど)があれば、問題なく使用できる長さです。
組み立てについて
組み立て方は箱の背面に記載されています。

組み立ての手順
- ライトとクリップ(おもり部分)をつなげる
- USBケーブル(Micro USB)をライトに接続する
- USBケーブル(Type-A)を電源に接続する
「①ライトとクリップ(おもり部分)をつなげる」について
ライトの向きに注意してください。タッチパネル部分は他の部分に比べて細くなっています。ライトを回転させることで、軽い力でライトをクリップに固定できます。ライトがクリップに入ったら、ライトを回転させます(背面のMicro USBポートにケーブルを接続するため)。
モニターに取り付ける際、ライトの下にある突起をモニターに引っ掛けてから、おもりを下ろしてください(モニターの厚さは1cm~3cmのものに適合します)。

実際に使用した感想
私の場合、ASUS VG245Hという24インチのモニターで使用しています。ScreenBarは24インチのモニターで手元全体が明るく、モニターとのバランスがちょうど良いサイズだと感じました。
※モニター自体を照らすライトではありません。モニターのサイズはあまり関係ありません。
手元の照射範囲(幅74cm、奥行35cm程度)を考慮すると、32インチ以下のモニターであればモニターより広い範囲(幅)の手元に光が当たります。32インチを超えるサイズのモニターの場合、ScreenBarのライトが当たる範囲が狭く感じるかもしれません。
デスクライトのデメリットを解決している!
今までは机の上に置くタイプのライトを使用していました。今まで使用していたライトにはデメリットが3つありました。
ScreenBarが解決した問題
- ライトのスタンドを置く場所が必要
- モニターアームとの相性が悪い
- 光が画面に反射する
ライトのスタンドを置く場所が必要
デスクライトにはモニターのように土台があります。操作ボタンが土台についているものがあり、机の上を狭くする原因となっていました。土台にはホコリがたまりやすく、清掃が面倒でした。ScreenBarはモニターの上に載せるだけで設置できます。ライトが空中に浮いているような状態のため、省スペース化されました。また、ライトバーが直径2cm程度のためホコリが溜まりにくく、きれいな状態で使用できます。
モニターアームとの相性が悪い
ScreenBarはモニターと一体化しています。モニターアームを使用することでモニターの位置を自由に動かせます。モニターを移動させる度にデスクライトを移動させることが面倒でした。ScreenBarを使用してからは、デスクライトを移動・調整する手間が省略されました。
デスクライトの高さは変更できないものが多いです。モニターの位置を高さを高くしたとき、デスクライトの下に台を置くなどライトの高さ調整が大変でした。モニターと一体化することで、ライトの高さ調整をする手間がなくなりました。
光が画面に反射する
一般的なライトは光源(LEDや電球)から光が広がるように作られています。ライトの角度や位置によって画面に光が反射し、白っぽくなることがあります。ScreenBarは画面に反射しないように作られています。画面の一部が見えなくなる問題を解決しています。
必要な範囲だけに光が当たる
ScreenBarはライトから三角形を描くように光が広がります。

電気を消した暗い部屋でも、自分が作業する範囲のみが明るい状態を作ります。机の位置によってはカーテンや窓に光が当たらず、外に光が漏れる心配がありません。自分の顔や目に直接光が当たらないため、目が疲れにくい効果にも期待できると感じました。
実際には自動調光機能しか使わない
ScreenBarは手動調光ボタン・色相調整ボタンなど、詳細に設定できます。しかし、自動調光機能が優秀なため、個別に設定する必要はあまりないと感じています。暗い部屋、明るい部屋のどちらでも自動で光が調整されるため、手動で設定する手間を省略しています。手動で調整するボタンは、「この明るさでなければ嫌だ!」「このくらいの色のライトで作業したい!」という人向けの機能だと感じました。
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