【レビュー】final E1000~手頃に購入できる万能なエントリーモデル~

finalのイヤホン「E1000」のレビュー記事です。finalのイヤホンの中では「エントリーモデル」に分類されるモデルです。

E1000の特徴

  • 音楽で幅広く使えるイヤホン
  • 気軽に購入できる価格
  • クリアなサウンド

実際に使用して感じたメリット・デメリットをまとめました。

E1000を開封

E1000」の外箱です。

背面にはスペックや同梱品の説明が記載されています。

final独自の技術「イヤーピース スウィングフィット機構」の説明が記載されています。

独自のイヤーピーススウィングフィット機構

イヤーピースを左右に振ることができる、スウィングフィット機構により、耳道の傾きにジャストフィット。イヤーピースの開口部が耳道にあたる事による変形を防ぎます。音がダイレクトに鼓膜に伝わり、クリアな音を実現しています。

出典:final Inc.final(ファイナル)|E1000

中身はプラスチックの型に梱包されています。イヤーピースが付属しており、サイズが分かるように順番に並べられています。イヤーピースのサイズは1段階程度の差だと分かりにくいです。

順番に並べられていると、「どのサイズを使用しているか?」「どのサイズに変更したいか?」が「パッと見て分かる」ため親切だと感じました。

内容物一覧

中身を取り出した様子です。

内容物一覧

  • イヤホン(E1000)
  • イヤーピース(SS/S/L/LL)
  • 保証書

保証書には取扱説明書のダウンロードページのQRコードが印刷されています。

QRコードを読み取ると、final公式ホームページの「“DOWNLOAD”ページ」に移動します。「Eシリーズ」の中の「E1000」をクリックして取扱説明書(日本語対応)を確認できます。

イヤホンについて

開封時、イヤホンのハウジング部分はビニールで保護されていました。

フィルムを外した状態です。今回紹介したカラーは「レッド」です。E1000は3色販売(ブラック・ブルー・レッド)されています。下の画像の赤い部分の色が違います。

筐体にはL/Rの表記があります。「レッド」として販売されていますが、暗めの赤色です。男女問わず使いやすい、落ち着いた色です。

イヤーピースの裏側の色です。右側(R)はピンク、左側(L)はグレーです。

イヤーピースを外した状態です。耳垢ガードがあります。

交換用のイヤーピースです。左右で色が分かれています。

イヤーピースの色

  • 右耳用:ピンク、赤
  • 左耳用:薄いグレー、濃いグレー

薄いグレーピンク濃いグレーがペアです。色については取扱説明書に記載されています。

端子は3.5mm3極プラグです。

ケーブルはY型です。

重量は15gです。一般的な有線イヤホンの重量です。

スペックについて

final E1000のスペックをまとめました。

発売日2018/11/30
Amazon価格¥2,064
接続方法有線接続
ドライバー6.4mmダイナミック型
筐体ABS
インピーダンス16Ω
感度102dB/mW
重量15g
ケーブルOFCブラックケーブル
ケーブル長1.2m
型番FI-E1DPLBL(BLACK)
FI-E1DPLBU(BLUE)  
FI-E1DPLRE(RED)    

実際に使用した感想

音楽を聞いてみた感想

final E1000をPCに接続してYouTube Musicで音楽を視聴しました。

低音、中音、高音に分類すると、高音がやや強く感じました。ボーカルは男性、女性を問わずに聞き取りやすいです。音割れはありませんでした。音質はクリアで低音が響くことはありませんでした。音楽を聞く場合、「幅広く無難に使えるイヤホン」だと感じました。

E1000は「高音が強め」のため、高音が刺さるように感じることがありました。私が視聴した中では激しいバンドの場合に、ドラムのシンバルの音が刺さるように感じることがありました

ゲームで使用してみた感想-PS5でAPEX Legendsをプレイ-

final E1000をAstroのMixAmpに接続してPS5でAPEX Legendsをプレイしました。

実際に使用してみて、「APEXには向いていない」と感じました。E1000は「高音が強め」のイヤホンです。足音や銃声は聞き取ることができますが、APEXにはアーマー(ボディーシールド)があります。アーマーに弾が当たった時に高音が鳴るため、弾を当て続けるほど「キンキン」と高音が刺さるように感じました(足音が聞こえるように音量を調整した場合)。

アンプを使用しない場合は高音が刺さるように感じませんが、足音はアンプを使用した方が聞き取りやすいです。また、アンプの設定を変更することで改善することはできます。「finalのイヤホンでFPSをプレイしたい!」という場合は、同価格帯のE500がおすすめです。

ゲームには向かないイヤホンですが、音楽の視聴には幅広く使えるイヤホンです。価格が約2,000円のため、「finalのイヤホンを試してみたい!」「3,000円以下でなるべく音質の良いイヤホンを探している!」という人におすすめです。興味があれば、チェックしてみてください。