【レビュー】HS35 STEREOゲーミングヘッドセット【Corsair】【低価格の軽量モデル】

Corsairのゲーミングヘッドセット「HS35 STEREO」のレビュー記事です。HS35 STEREOは開放型の軽くて側圧が少し強めのヘッドセットです。2019年7月に発売された商品なのに価格が5,000円前後とゲーミングヘッドセットの中では低価格です。発売されてから時間が経過し、「旧モデルのため値下げ」ということはありますが、新商品なのに低価格のヘッドセットは珍しいと思います。

低価格にも関わらず、「安っぽさ」を感じさせないデザインです。また、カラーバリエーションが豊富な商品です。

1 HS35を開封!

中身は下の画像のように梱包されています。

イヤーカップやヘッドパッドはテープで保護されています。

 

2 内容物一覧

箱から取り出した状態です。

中身を表にまとめました。

ヘッドセット243g
ケーブル137cm
マイク15cm
取扱説明書日本語対応

2.1 ヘッドセットについて

重さを測定したところ、重量はヘッドセットのみで243gです。非常に軽いと感じました。

ケーブルを含めた場合は262gです。

イヤーカップは上下に回転します(下の画像は内側に回転させた後の状態です)。

左のイヤーカップの後ろにマイクミュートの切替ボタン(オン/オフ)、音量調整のダイヤルが設置されています。

サイズ調整は10段階です。目盛りはありませんが、カタカタと調整できるタイプです。

 

ドライバはわずかに傾斜がついています(約5mm)。

イヤーパッドの厚みは2cm以上あり、クッション性が高いです。指で押しても、すぐに下の形状に戻ります。素材は布製のメッシュ素地なので蒸れにくいです。

ヘッドパッドはイヤーカップと同じ素材です(布製のメッシュ素材)。クッションはイヤーパッドよりもやわらかいです。

2.2 ケーブルについて

ヘッドセットのケーブルは着脱不可です。

長さは短めの137cmです。ヘッドセットを購入すると、1.5m~2.0mのケーブルの商品が多いですが、ケーブルが長すぎで邪魔になることが多いです。短いのは良い点だと思います。

ケーブルの先端は3.5mm4極プラグです。PS4のコントローラーやミックスアンプ、スマートフォンに接続できます。

2.3 マイクについて

マイクは着脱可能なタイプです。

十分な長さがあり、口元まで届きます。曲げた時に跳ね返らないので、好きな位置にマイクを移動できます。

マイクを外した時は差込口にフタをすることができます(予備のフタを含めて2つ入っています)。フタ自体が小さい(約1cm×1.5cm)ので、なくしてしまう可能性があります。

3 スペック・素材について

スペックについて

色は4色あり、イヤーパッド、ヘッドパッド、ケーブルの色が違います。

発売日2019/07/27
4色(黒、赤、青、緑)
ヘッドホン
接続方法有線
インピーダンス32 Ohms @ 1kHz
感度113dB(+/-3dB)
周波数応答20Hz – 20kHz
ドライバ50mm
マイク
マイクタイプ単方向ノイズキャンセリング
周波数特製100Hz – 10kHz
マイク感度-40dB(+/-3dB)

感度や周波数の数値、ドライバのサイズなどは1万円以上の商品と同じくらいの性能です。

素材について

イヤーパッド布製メッシュ素材
ヘッドパッド
フレームプラスチック
イヤーカップ

各種名称は下の画像に記載しました。

4 実際に使用した感想

4.1 着け心地について

重さが243gなので、とても軽いです。側圧は少し強めですが、痛くなるほどではないと感じました。最初はイヤーカップの下部が「あごの根元」に当たる印象でしたが、イヤーカップの上部を内側に回転させると側圧が分散され、痛みが和らぎました。正しく装着すると、軽くて快適だと感じました。

4.2 音楽を聞いた場合(PCに接続)

HS35は音楽には向いていない(アーティストや曲による)と感じました。

ゲームに特化しているので低音が強めです。低音はしっかり聞こえますが、開放型のためイヤーカップの内部で反響しにくい印象です。また、高音が小さめの印象です。女性アーティストで楽器が低音(ドラムやベースが強め)の場合は不自然に聞こえることがありました(部分的に低音が強すぎると感じた)。具体的には、声が高くてかすれたような声のアーティスト(EGOIST、King Gnuなど)との相性が悪いと感じました。

4.3 ゲームをプレイした場合~PS4でCall of Duty Modern Warfareをプレイ~

「コントローラーに直挿しした場合」、Astroの「MixAmpに接続した場合」に分けてプレイしました。

コントローラーに直挿しした場合

低音が少し強めなので、銃声の方向が聞き分けやすいと感じました。足音に関しては場所によっては聞き取れると感じました。具体的には、水たまりを走っている場合、床が木でできている場所は聞こえるが、それ以外の場所は聞き取れない印象です。

MixAmpに接続した場合

低音がブーストされて音に迫力が出ました。直挿しよりも銃声の方向や足音が聞き取りやすいと感じました。しかし、1万円以上のヘッドセットの方と比較してしまうと音のバランスやクリアさでは劣ると感じました。

こんな人におすすめ!

  • ヘッドセットを初めて購入する人
  • 5,000円くらいのヘッドセットから買い替えたい人
  • 軽いヘッドセットを探している人
  • カラフルなヘッドセットが欲しい人

5,000円前後でヘッドセットを購入できる点が魅力的だと思います。色によって値段が異なり、価格帯は¥4,683~6,400です(2019年12月13日時点)。

興味があればチェックしてみてください。