この記事はHyperXの「Cloud Alpha」のレビュー記事です。新型の「Cloud Alpha S」に興味があれば、関連記事をご覧ください。2種類の違いは3つあります。
Cloud AlphaとCloud Alpha Sの違い
- ドライバの形状の違い
- 低音調整スライダーの有無
- ケーブルの着脱ができるか、できないか
Cloud Alphaは密閉型のヘッドセットです。ケーブル・マイクが着脱可能です。ケーブルにはリモコンが付いており、音量調整・マイクミュートの切替が可能です。
Contents
Cloud Alphaを開封
外箱は白と赤のHyperXのイメージ通りのデザインです。対応機種の幅が広いことが分かります。新型は「PC」と記載されていましたがPS4で使用可能です。
対応機種
- PC
- PS4
- Xbox One
- Mac
- Mobile
- Nintendo Switch&VR
開封すると中身が梱包されています。
内容物一覧
中身を取り出した様子です。
内容物を表にまとめました。
製品名 | Cloud Alpha |
製品番号 | HX-HSCA-RD/AS |
ヘッドセット | 298g |
ケーブル(3.5mm4極プラグ) | 1.3m(着脱可・音量調整可・ミュート切替) |
ケーブル(3.5mm3極×2プラグ) | 2.0m |
マイク | 15cm |
トラベルバッグ | 有り |
取扱説明書 | 日本語対応 |
ヘッドセットについて
実際に重量を測定しました。ヘッドホン部分の重量(マイク・ケーブルなし)では303gでした。
ケーブル・マイクを取り付けた状態では320gでした。重さは新型の「Cloud Alpha S」と同じくらいです。ゲーミングヘッドセットの中では一般的な重量です。
ケーブル・マイクは着脱可能です。
マイクには風防が取り付けられています。新型のCloud Alpha Sと同じ見た目のマイクです。
自由に折り曲げられるタイプです。
風防を外した状態です。
ドライバは平ら(傾斜なし)です。
イヤーパッドはPUレザー製です。厚さは2.5cmあり、モチモチとした低反発の素材です。
ヘッドパッドには十分な厚みがあります。HyperXのロゴが刻印されています。
スライダーはアルミ製です。サイズ調整は11段階です。大きさはCloud Alpha Sと同じです。
ケーブルについて
Cloud Alphaのケーブルは着脱可能です。ケーブルは2種類付属しています。
ケーブルは2種類
- 3.5mm4極プラグ:PS4やNintendo Switchなどで使用
- 3.5mm4極プラグ×2:PCなどで使用
3.5mm4極プラグの長さは1.3mです。端子の根元がグレーの方をヘッドセット側・何もついていない方はコントローラーやアンプに接続します。
ケーブルにはリモコンがついています。音量調節・マイクミュートの切替が可能です。
リモコンの背面にはHyperXのロゴが刻印されています。
PCで使用するプラグは2.0mです。こちらにはリモコンがついていません。
トラベルバッグについて
幅22.5cm、高さ27cmのバッグが付属しています。HyperXのロゴが入っており、ヘッドセットやケーブル類を持ち運ぶ際に使用できます。
スペック・素材について
Cloud Alphaのスペック・素材を表にまとめました。
スペックについて
発売日 | 2017/09/21 |
接続方法 | 有線 |
ドライバー | ネオジム磁石、 カスタムダイナミック50mm径 |
タイプ | サーカムオーラル、密閉型 |
周波数応答 | 13Hz~27kHz |
インピーダンス | 65Ω |
音圧レベル | 98dBSPL/mW(1kHz時) |
T.H.D | 1%未満 |
方式 | エレクトレットコンデンサーマイク |
極性パターン | ノイズキャンセリング |
周波数応答 | 50Hz-18kHz |
感度 | -43dBV(0dB=1V/Pa、1kHz) |
素材について
イヤーパッド | PUレザー |
ヘッドパッド | |
フレーム | アルミニウム |
イヤーカップ | プラスチック |
名称は下の画像を参考にしてください。
実際に使用した感想
2019年に発売された後継機の「Cloud Alpha S」と比較した感想を記載します。
着け心地について
側圧は普通くらいです。強過ぎず、弱過ぎない硬さだと感じました。購入時は「少し強めの側圧」だと感じました。メガネをつけた状態で長時間使用すると、メガネのフレームが頭部に押し付けられるように感じることがありました。イヤーパッドがつぶれることで、耳にドライバが当たることがありました。
プレイ時間によりますが、1~2日間使用していると側圧による痛みを感じなくなりました。フレームは新型のCloud Alpha Sと同じものです。設計上の側圧は同じですが、新型では側圧が弱く感じました。ドライバの形状・イヤーパッドのクッション性から新型のCloud Alpha Sの方が着け心地は良いと感じました。
音楽を聞いた場合(PCに接続)
ゲーミングヘッドセットのため、低音が強く出るように調整されています。ドラムやベースなどの楽器の低音が強く聞こえました。曲によっては少しこもったように聞こえるため、「クリアさはない」と感じました。
ゲームをプレイした場合-PS4でCall of Duty Modern Warfareをプレイ-
AstroのMixAmpに接続して使用しました。
低音が強めに設定されているため、足音や銃声が聞き取りやすいと感じました。低音の強さを新型のCloud Alpha Sと比較すると、低音調整スライダーを1段階開けた時より少し弱めの印象です。
新型のCloud Alpha Sが発売されたことで、大きく値下がりしました。以前は1万円を切ることはありませんでしたが、現在(2020年3月時点)は約8,000円で販売されています。
Cloud Alphaのメリット・デメリット
Cloud Alphaを使用するメリット・デメリットをまとめました。
メリット
- 音量調整・マイクミュートが可能
- ケーブル・マイクの着脱が可能:PCで使用する際に「変換ケーブル」が不要。
デメリット
- 着け心地・音のクリアさはCloud Alpha Sに劣る
個人的には、PS4やNintendo Switchなどで使用する場合におすすめです。興味があれば、チェックしてみてください。