この記事はHyperXのゲーミングヘッドセット「Cloud Revolver S」のレビュー記事です。「Cloud Revolver」の後継機となっており、PS4でサラウンドに対応しました。
Cloud Revolver Sの特徴
- PS4にUSB接続でサラウンド化される
- ヘッドセットの着け心地がとても良い
- USBサウンドカードが付属
- マイクの着脱が可能
Cloud Revolver SにはUSBサウンドカード(USBコントロールボックス)が付属しています。ヘッドセット、USBサウンドカードのどちらも機能が優れていると感じました。
Contents
Cloud Revolver Sを開封
外箱にはヘッドセットとUSBコントロールボックスの画像が添付されています。

背面にはヘッドセットとイヤーパッドの画像が添付されています。

内側の箱は高級感のある見た目です。

箱を開けると、スポンジのクッション材とビニールで丁寧に梱包されています。


内容物一覧
中身を取り出した様子です。

内容物を表にまとめました。
製品名 | Cloud Revolver S |
製品番号 | HS-HSCRS-GM/AS |
ヘッドセット | 359g |
ケーブル(3.5mm4極プラグ) | 1.03m(着脱不可) |
ケーブル(3.5mm3極×2プラグ) | 2.0m |
マイク | 15cm |
USBコントロールボックス | 25g |
取扱説明書 | 日本語対応 |
ヘッドセットについて
Cloud Revolver Sは軽さに特化したヘッドセットではありません。ゲーミングヘッドセットの中では一般的な重量です。ヘッドセットのみの重量は359gです。

マイクを取り付けた場合、375gです。

マイクは着脱可能です。

マイクは自由に折り曲げられます。約90°まで曲がり、口元まで届きます。

マイクの先端はこのようになっています。

長さは約15cmです。

ヘッドパッドはワイヤーによって自動で調整されます。

ヘッドパッドの上部にはHyperXのロゴが記載されています。

イヤーカップは上下に大きく傾き、前後に小さく傾きます。

ドライバーは後頭部に向かって深くなるように傾斜しています。「耳が押しつけられにくい」形状です(イヤーパッドは取り付けにくいため、外さない方が良い)。

ケーブルの端子は3.5mm4極プラグです。

3.5mm3極×2プラグはPCに接続する際に使用します。


USBコントロールボックスについて
USBコントロールボックスには5つの機能があります。3つのボタンと2つのダイヤルがあります。

背面にはクリップがあり、服のポケットなどに取り付けられます。

USBコントロールボックスの機能
- Dolbyサラウンドサウンドボタン
- マイクミュートボタン
- イコライザーボタン
- ヘッドホン音量
- マイク音量
Dolbyサラウンドサウンドボタン
サラウンドのオン・オフを切り替えます。「オン」の状態の時は赤く点灯します。
マイクミュートボタン
マイクミュートのオン・オフを切り替えます。「オン」の状態(声が入らない)の時に赤色に点灯します。
イコライザーボタン
3種類のプリセットからイコライザーを切り替えます。選択されたイコライザーのライトが白色に点灯します。イコライザーオフ(全て消灯)も選択可能です。
- ボーカルEQ
- フラットEQ
- 低音ブーストEQ
アニメや映画を視聴する場合、ボーカルEQ、フラットEQ、イコライザーオフ(点灯なし)が聞き取りやすいと感じました。音楽を視聴する場合、ボーカルEQ、イコライザーオフが聞き取りやすいと感じました。
ヘッドホン音量
ダイヤルを回すことでヘッドホンに出力される聞こえてくる音量を調節できます。
マイク音量
ダイヤルを回すことで、入力されるマイクの音量(自分の声の音量)を調節できます。
他のヘッドセットでも使えるのか?
USBコントロールボックスが「他のヘッドセットやイヤホンでも使用できるのか?」という疑問がありました。
実際に接続したところ、付属のヘッドセット以外の場合でもサラウンド化された音声に変換されていました。
スペック・素材について
スペックについて
スペックを表にまとめました。
発売日 | 2017/03/20 |
接続方法 | 有線接続 |
ヘッドフォン | |
密閉型/開放型 | 密閉型 |
ドライバー | ダイナミック型、50mm径ネオジム磁石 |
タイプ | サーカムオーラル |
周波数応答 | 12Hz~28,000Hz |
インピーダンス | 30Ω |
音圧レベル | 100.5dBSPL/mW@1kHz |
T.H.D | <2% |
入力電圧 | 定格30mW、最大500mW |
マイク | |
方式 | エレクトレットコンデンサーマイク |
極性パターン | 単一指向性、ノイズキャンセリング |
周波数 | 50Hz~18,000Hz |
感度 | -44dBV(0dB=1V/Pa、1kHz) |
素材について
イヤーパッド | PUレザー |
ヘッドパッド | |
フレーム | スチール |
スライダー | ワイヤー |
イヤーカップ | プラスチック |
各素材の位置を下の画像にまとめました。

実際に使用した感想
音楽を効いた場合
USBコントロールボックスにイコライザーが入っているため、快適に音楽を聴けました。ボーカルEQを選択するとボーカルの声が聞き取りやすくなりました。フラットEQ、イコライザをオフにした状態ではアンプなどを使用していない状態に似たような聞こえ方でした。低音が好きな人には「低音ブーストEQ」が向いていると思います。
「3種類のイコライザー」と「オフの状態」が選択可能です。合計4種類の中から好きなもの、聞き取りやすいものを選択できます。
着け心地について
着け心地はとても良いです。軽いゲーミングヘッドセットではありませんが、2つの機能から快適だと感じました。
- イヤーカップが前後・上下に傾く
- ワイヤーによる自動調節
ヘッドセットが自分の頭に勝手にフィットするため、負担になりにくいと感じました。また、側圧が強くないため、「側圧が強いものが苦手!」という人に向いていると思います。
ゲームをプレイした感想-PS4でAPEX Legendsをプレイ-
HyperXのゲーミングヘッドセットの中でも優れたヘッドセットです。定位感が高く、銃声や足音の方向や距離感が分かりやすいと感じました。USBコントロールボックスによってサラウンド化されるため、FPSでは音が聞き取りやすいと感じました。
PS4にUSB接続するだけでサラウンド化されるヘッドセットです。「パソコンでアンプの設定をするのが面倒くさい!」という人に向いていると思います。USBサウンドカードは長期的に使用できます(ヘッドセットを交換した場合など)。興味があれば、チェックしてみてください。