【レビュー】iiyama ゲーミングモニター GB2560HSU-2~GtoG対応でヌルヌル動く~【144Hz】

この記事は、iiyamaの144Hz対応のゲーミングモニター「G-MASTER GB2560HSU-2」のレビュー記事です。「144Hz対応」のため、主にPCでゲームをすることを目的として使用しています。商品名と型番が分かりにくいため、まとめました。B2」と入っている方が型番です。「2」と入っているように、2018年7月に発売された「G-MASTER GB2560HSU」の後継機です。旧モデルは生産終了し、2019年から現在のモデル「GB2560HSU-2」が販売されています。

商品名と型番

  • 商品名(モデル名):G-MASTER GB2560HSU-2
  • 型番:GB2560HSU-B2

PS5は「120Hzの映像出力が可能」という情報が公開されています。家庭用ゲーム機を使用する際にも144Hzモニターを使用することが出てくると考えられます。「ゲームに特化したモニター」です。モニターのスペックや使用した感想を紹介します。

BG2560HSU-2の特徴

  • 24.5インチのゲーミングモニター(非光沢)
  • リフレッシュレート:144Hz
  • 応答速度:1ms(G to G)
  • VESA規格に対応
  • スピーカー:あり
  • スリムベゼル(フレームレス)

iiyamaについて

「iiyama」は株式会社マウスコンピューターの液晶ディスプレイのブランド名です。マウスコンピューターでは、主に4つのブランド(部門)があります。

  • mouseコンピューター:一般家庭向けのPC
  • G-Tune:ゲーミングPC
  • DAIV:クリエイター向けのPC
  • iiyama:液晶ディスプレイ

iiyamaの中にゲーミングシリーズの「G-MASTER」シリーズ、一般向けの「ProLite」シリーズがあります。他社の商品を例にあげると、ASUSのVGシリーズ、I-O DATAのGigaCrystaのようなイメージでiiyamaのG-MASTERシリーズがあります。

GB2560HSU-2を開封

外箱の画像です。簡単なスペックが表記されています。

発泡スチロールの型に入った状態で梱包されています。

内容物一覧

中身をすべて取り出した様子です。

中身を表にまとめました。

モデル G-MASTER GB2560HSU-2
型番 GB2560HSU-B2
Amazon価格 \29,800
モニター 24.5インチ
スタンド 24.0cm×21.0cm
DisplayPortケーブル 1.8m
HDMIケーブル 1.8m
USBケーブル 1.5m
電源ケーブル 1.8m
取扱説明書(保証書)

モニターについて

FPSに向いているモニターのサイズは24インチ前後です。

  • 画面の端まで視界に入るサイズ
  • 遠くの敵などの細かい情報が見える大きさ

GB2560HSU-2は24.5インチですが、スリムベゼルのためモニターの大きさは24インチと同じくらいです。画面の非表示範囲はわずか6.3mmです(スリムベゼル(フレームレス)のデザインが採用されていないモニターは約1.5cmの非表示範囲があります)。

モニターのサイズ(横幅×高さ) 55.8cm×33.0cm
最大表示範囲(横幅×高さ) 54.4cm×30.3cm
全体の高さ(土台~モニターの頂部) 37.0cm~50.0cm
角度調整 スウィーベル 左右各45°
縦回転 右回り90°
角度調整範囲 上方向22°下方向5°

付属のスタンドは高さ調整が可能です。昇降幅は13.0cmです。スタンドの背面には滑り止めがあり、転倒しにくくなっています。

 

角度調整は下の画像にまとめました。

付属のケーブルについて

付属のケーブルは4種類(内容物一覧参照)あり、長さがバラバラです。PCやCS機などの映像出力を目的として接続する際には、HDMIケーブルやDisplayPortケーブルを使用します。付属のHDMIケーブル、DisplayPortケーブルは144Hzに対応しています。USBケーブルは端子がType-AとType-Bとなっています。

スペック・設定について

スペックについて

GB2560HSU-2のスペックを表にまとめました。

発売日 2019/09/04
パネル方式 TN方式 ノングレア液晶
視野角 左右各85°、上下各80°
応答速度 1ms(G to G1)
デジタル走査周波数 HDMI 水平:30~167kHz 垂直:30~144Hz2
DisplayPort 水平:30~167kHz 垂直:30~144Hz
最大表示解像度 1920×1080(最大)
2.1MegaPixels(AMD FreeSync™有効/無効共に)
プラグ&プレイ環境 VESA DD2B™対応
フリーマウント 100mm×100mm(VESA規格対応)
スピーカー 2W×2
入力信号 映像 【アナログ】ー
【デジタル】DisplayPort / HDMI
ヘッドホン端子 φ3.5mmステレオミニジャック
  • 1 オーバードライブ※3の設定を「+2」とした時
  • 2 周波数について
    • 水平走査周波数:1秒間に描画するライン(横線)の数
    • 垂直走査周波数:1秒間に画面を書き換える回数(リフレッシュレート)

インターフェースについて

背面のインターフェースに各種ケーブルを接続します。

インターフェース一覧

  • 電源
  • ヘッドホン
  • HDMI
  • DisplayPort
  • USB-UPコネクタ(PC接続用)
  • USB2.0×2

左側には電源の差込口、ヘッドホン端子の差込口があります。

右側にはHDMI、DisplayPort、USB-UP、USB2.0の差込口があります。

映像出力はHDMI、DisplayPortを使用します。USBポートはスマホなどの充電に使用できます。

モニターの設定について

GB2560HSU-2はモニターで設定を変更できます。

設定できる項目はたくさんありますが、必ず設定してほしいものは2つです。

必ず設定してほしい項目

  • ピクチャー調整」のオーバードライブ応答速度を1msにするために必須の機能
  • 設定メニュー」の「FREESYNC」:画面のちらつきを抑え、フレームレートを安定させる機能

ピクチャー調整

ピクチャー調整の設定画面です。

ピクチャー調整で設定できる内容

  • コントラスト・輝度:購入時に違和感があれば、調整。
  • オーバードライブ:「-2」~「+2」の範囲で切り替えられます。「+2」の状態で応答速度が1msの状態に設定されます。
  • ECO:バックライトの明るさを調整し、消費電力を低減。
    • Blue Light Reducer:ブルーライトカットのレベルを4段階で調整。
    • オフ:カットしない
    • モード1:ブルーライトを14.9%低減
    • モード2:ブルーライトを28.5%低減
    • モード3:ブルーライトを42.9%低減
  • 黒レベル調整:黒色の濃さを調整。
    • -5~+5の範囲で調整(-5の方が黒が濃くなり、+5の方が黒が薄くなる)。
  • 彩度:-50~+50の範囲で調整。数値が大きいほど鮮やかな映像を出力。
  • ガンマ:中間調(グレー)の明るさを設定。1.8、2.2、2.6から選択。Macであれば1.8、Windowsであれば2.2に設定すると自然な色合いに設定できる。

オーバードライブについて

黒・白以外の色の応答速度を上げる機能(GB2560HSU-2の場合、1msにするため機能)です。

「応答速度:1ms(G to G)(Gray to Gray)」と表記されることが多いです。「Gray」とは中間階調(白や黒ではない中間の色、赤や青、水色、緑など)という意味です。実際にゲームをすると、人やキャラクター、背景などには色が着いています。

「オーバードライブ」とは、中間階調(白、黒以外の色)の応答速度を上げる(色が変化するスピードを上げる)機能です。一般的にスペック表に「応答速度:1ms」と記載されているモニターは画面が「黒→白」、「白→黒」と変化する時の速度が記載されているため、色によっては1msではないことがあります。

入力設定

モニターと接続しているデバイス(PCやPS4など)を接続する端子の種類(HDMI・DisplayPort)が表示される。「自動」・「手動」から選択可能。

オーディオ設定

モニターのスピーカーから出る音量を設定。ミュートのオン・オフも可能。

ユーザー設定の保存

ユーザーや用途によって、モニターに設定したデータを3つまで保存できる。

カラー設定

色温度・ユーザープリセット(原色の強さ)を設定。

  • 色温度
    • 9300K:やや青みがかったホワイト
    • 7500K:やや黄みがかったホワイト
    • 6500K:やや緑みがかったホワイト
  • ユーザープリセット:三原色(赤・緑・青)の強弱を設定。各色0~100の範囲で調整。

画像調整

映像・画像の設定。

  • I-STYLE COLOR
    • オフ:I-STYLE COLORをオフにする。
    • 標準:標準の設定
    • スポーツゲーム:スポーツゲームに最適な設定
    • シューティングゲーム:シューティングゲーム(FPS、TPS、バトロワに最適)
    • シミュレーションゲーム:シミュレーションゲームに最適な設定
    • テキスト:文章を作成するときに最適な設定
    • モード1:User Mode1の設定を適用
    • モード2:User Mode2の設定を適用
    • モード3:User Mode3の設定を適用
  • シャープ&ソフト:1~6の範囲で設定。1の方がシャープ(はっきりとした映像)、6のほうがソフト(やわらかい映像)。
  • ダイレクトドライブモード:入力に対する表示のタイムラグを短縮。オン・オフで切り替え。
  • 画面モード:モニターに表示する映像の範囲を選択(17inch、19inch、19.5inch、21.5inch、24inch、フルスクリーン)。

ダイレクトドライブモードについて

ダイレクトドライブモードを「オン」に設定すると、オーバードライブが設定できなくなる。オーバードライブで「応答速度:1ms」の設定をしているため、ダイレクトドライブモードはオフに設定することを推奨します。

ダイレクトドライブモードは入力の遅延、オーバードライブモードは画面表示の遅延です。遅延」という意味では似ていますが、どちらを速くしたいかによって設定を変えてください。

言語

モニター設定画面の言語を選択。

設定メニュー

モニターのメニューやFREESYNCの設定。

  • OSD水平位置:メニューの位置を水平方向に移動
  • OSD垂直位置:メニューの位置を垂直方向に移動
  • OSD表示時間:メニューを表示する時間を設定
  • オープニングロゴ:モニターを起動した時に表示される「G-Master」のロゴの表示・非表示を切り替え
  • FREESYNC:画面のちらつきを抑える機能。フレームレートを安定させ、画面を滑らかに表示する。「AMD FreeSync™ Premiumテクノロジー」が採用されているため、120Hz以上のリフレッシュレートをサポート。

表示情報

画面表示のサイズ・リフレッシュレート・接続端子が表示される画面。

リセット

設定した内容をリセットし、出荷時の状態に戻す。

PC(Windows)の映像出力を144Hzに変更する

144HzのモニターはPCに接続しても、設定しなければ60Hzしか出ません。設定は1つだけです。144Hzで使用したい場合には必ず設定してください

144Hzで使用するための設定

デスクトップで右クリックし、「ディスプレイ設定」を開く。

「ディスプレイの詳細設定」を開く。

モニターの名称を確認し、「ディスプレイ1のアダプターのプロパティを表示します」を開く。

「モニター」タブに移動し、「144Hz」を選択。変更したら「OK」をクリックします。

以上で「144Hz出力するための設定」は完了です。

実際に使用した感想

24インチモニターとの違和感は感じない

私の場合、24インチの60Hzモニター(ASUS VG245H)をサブモニターとして、デュアルモニターで使用しています。今回紹介したiiyamaのモニター「GB2560HSU-2」は24.5インチのため映像出力される範囲は少し違います。フレームのサイズが違うため、モニターの高さを変えています。

基本的には映像出力される範囲しか見ないため、フレームの位置がずれていることは気になりません。高さを調整すると、モニター間でカーソルを移動しても違和感があまり無いです。

デュアルモニターとして使用する場合、「モニターの高さを揃えたい!」という場合は同じモニターを2つ購入した方が良いかもしれません。

フレームレスにはメリットもデメリットもある

GB2560HSU-2は3辺がフレームレス(スリムベゼル)のゲーミングモニターです。画面の非表示範囲がわずか6.3mmです。見た目がすっきりとしており、デスク周りをすっきりとさせることができます。デュアルモニターとして使用する際に、モニター間の境界線となるフレームの範囲が狭いため、マウス操作が快適になる効果があります。また、フレームレスには画面への没入感を高める効果があります。ゲームや映像に没入感を求める人に向いているデザインです。

シンプルなデザインの「フレームレス」ですが、デメリットがあります。「デスクライトと相性が悪い場合がある」という点です。モニターに引っ掛けるタイプのデスクライトの場合、画面が隠れる範囲があります。ベゼル(フレーム)に引っ掛けるため、引っ掛けるパーツが映像出力の範囲と被ってしまいます。

例えば、「BenQのScreenBarと一緒に使いたい!」という場合、ScreenBarのフックとモニターの液晶が干渉してしまうため、注意が必要です。机の上に置くタイプのデスクライトであれば、あまり影響はないと思います。

144Hzと60Hzの違いは体感できるのか?

体感できるタイミングは144Hzのモニターから60Hzのモニターに戻った時でした。リフレッシュレート(コマ数)の差は2倍以上あります。60Hzから144Hzに移行したときは違和感がなく、「少しヌルヌル動くかな?」という程度でした。

私の場合、144Hzのモニターと60Hzのモニターをデュアルモニターとして使用しています。144HzのGB2560HSU-2から60HzのVG245Hにカーソルを移動させたときに、60Hzのモニターの粗さを感じました。144Hzでは60Hzの2倍以上のコマ数(1秒あたり84コマの差)があるため、液晶で詳細な表現が可能です。人が体感できる程度には差があることが分かりました。

フレームレスならではのメリット・デメリットがありますが、詳細な設定ができる点(必須の設定は2つ)、オーバードライブの機能が付いている点は良いと思います。興味があれば是非、チェックしてみてください。