MacBook Air2018を購入して約半年が経過しました。画像編集などPCに負担が掛かる作業やYouTubeなどの動画視聴など同時に複数の作業をするとファンが激しく動き、PC本体が暑くなることがあります。特に夏場は室内の気温が高いため熱暴走しやすくなります。熱暴走の対策として一般的なものが以下の3つです。
一般的な熱暴走の対策
- アプリ(Macs Fan Controll)のインストール
- サーキュレーターで冷やす
- PCクーラーの購入
アプリ、サーキュレーターを試した結果、最終的にPCクーラーを購入しました。その経緯とPCクーラーのレビューをします。「レビューのみを見たい!」という方は3 PCクーラーを使用(COOLER MASTER NOTEPAL U3 PLUS)からがレビュー内容です。
この記事の内容
- Macs Fan Controllの説明
- 自作?の冷却装置
- PCクーラーを使用してみて良かった点・悪かった点
1 Macs Fan Controllについて
Macs Fan Controllをダウンロードするメリット
実際にパソコンを使用していると熱いと感じたり、ファンがうるさい!と感じることがある。このアプリを使用する目的は「熱くなりすぎる前に冷やそう!」です。ファンが激しく回転する理由は熱くなってから急いで下げようとするからです。また、CPUなどの温度を測定できるのでPCクーラーの効果を調べるために使用できます。無料でダウンロードでき、アンインストールも可能なので興味があれば使用してみてください。
Macs Fan Controllをダウンロード
Crystal Ideaというサイトでダウンロード(無料)できます。
左上のFree Downloadをクリックするとダウンロードページに移動します。
赤枠内のボタンをクリックします。macOSかWindowsで使用しているパソコンによってどちらかをクリックするとダウンロード開始します。
ダウンロードしたzipファイルからMacs Fan Controlを開きます。
アプリを起動したら「環境設定…」を開きます。
システム開始時に最小化して起動(推奨)にチェックを入れます。
制御方法の「Custom…」をクリックし、設定します。
「CPU Core1」を選択し、温度を設定します。目安はファン速度が増加し始める温度:40℃、最大温度:70℃程度です。
OKをクリックするとパソコンのファンが激しく回転します。
画面上のメニューバーには下の画像のようにファンの現在の回転数(毎分)と設定したセンサーで感知した温度が表示されます。
実際にパソコンに負担がかかっている状態で温度が下がるか確認しました。draw.ioというアプリで画像編集をしてみました(ブログの説明図などを作れるアプリだが重い!)。
YouTubeで動画再生とネットサーフィンしている状態がこちらです(回転数は3847でCPU Core 1の温度は72℃)。
YouTubeで動画再生をし、draw.ioで画像編集をしている状態です。
Fan Controllerの部分を拡大するとCPU Core1の温度は62℃と下がっていますが、ファンの回転数が6597と作業前の約2倍に増えました。
時間が経過しても数値が大きく変わることはありませんでした。温度が上がったからファンがたくさん回っているだけで、このアプリを使用してもファンが静かになることはないようです。
Macs Fan Controllのアンインストール方法
App Cleanerというアプリを使用することをおすすめします。App Cleaner自体は「ゴミ箱」に入れる_ゴミ箱を空にするという手順で簡単にアンインストールできます。
ダウンロードページに移動したら、下のような画面でOSを確認し、ダウンロードします。
OSはリンゴのマーク_このMacについてから確認します。
画像内の赤枠部分にバージョンが記載されています。
なぜApp Cleanerをおすすめするのか?
アンインストールしたいアプリに関連したファイルをまとめて削除できるからです。App Cleanerの使い方はApp Cleanerを起動→削除したいアプリをドラッグ&ドロップで削除可能です。
2 自作?の冷却装置
「自作?」となっているように「置いただけ」の冷却装置です。
使用したもの
・ビックブロック(ダイソーの発泡スチロールのもの)×2
・40cm×30cm×0.6cmのMDFボード
サーキュレーターは自宅にあったものを使用したため、掛かった費用は300円です。サーキュレーターはYAMAZENのYAS-KJ191を使用しました。現在は販売されていないようなので類似品を紹介します。
実際に使用している様子が下のような状態です。発泡スチロールのブロックが熱で溶けたときにパソコンに付着するのを防ぐためにボードを使用しました。外付けのキーボード、マウス、モニターを使用しているので浮かせた状態でも不便と感じませんでした 。安く済ませられたが、見た目がダサい!
温度が下がっているかを確認するため、Macs Fan Controlのファンが反応しないように設定しました。ファン速度が増加し始める温度:90℃、最大温度:98℃程度として測定します。
サーキュレーターを使わずに作業している様子です。
拡大するとCPUは約80℃まで上昇しています。
サーキュレーターを起動して10分ほどでCPUが70℃まで下がり、約10℃下がりました。
ファンが稼働していない状態で温度を下げることができました。しかし、新たな問題が発覚。「サーキュレーターだとうるさい!」という。
そこでPCクーラーを購入することにしました。
3 PCクーラーを使用(COOLER MASTER NOTEPAL U3 PLUS)
NOTEPAL U3 PLUSを開封!
NOTEPAL U3 PLUSを箱から出した様子です。2014年8月9日に発売された商品が5年経過していますが、価格は約¥7,000と高価でいまだに人気の商品です。14〜17インチのノートパソコンに最適ですが、工夫次第で13.3インチのMacBook Airなどの小さなモデルでも使用できます。
内容物一覧
内容物 | 大きさ |
Note Pal U3 Plus cooling pad(冷却台) | 435×333×76mm(711g) |
80mm USB Fan×3(USBファン) | 80×80×10mm |
laptop strap(ゴム製のストラップ) | – |
User manual(取扱説明書) | – |
冷却台は重さが711gです。素材はチタンで高級感があります。チタンは軽い・強い・錆びにくいという特性があります。
机と接する部分がゴム素材になっており、タイピングしているときにずれにくいです。
長いコードを巻きつけて、配線をスタンドの裏に隠すことができます。
冷却ファン、ストラップは合計で306gです。
冷却ファンはボタンを押すことでツマミを移動させてスタンドに設置します。
ファンの電源はUSB接続ですが、背面に差込口があります。USBポートを減らすことなく接続できます。
ケーブルにはクリップが付属しておりスタンドに挟むことができます。側面にはダイヤルがあり、冷却ファンの風量を調整可能です。
説明書は英語ですが図で説明しているため分かりやすいです。
冷却台には均等に穴が空いているので好きな場所にファンを設置できます。
実際に使用している様子がこちら。パソコン本体と机の距離を取れるようにストラップを使用しています。
サイズは大きいが高さがなくなったため、圧迫感が少なくなりました。ファンはモーターで回転しているので音はしますが、風量を最大にしなければ静かです。
残念な点
MacBook Airだと説明書通りに持ち運びできませんでした。持ち運びできるように設計されていますが、MacBook Airだとサイズが小さくて抜け落ちてしまいました。ファンと冷却台を合わせると約1kgあるので持ち運びには向いていないと思います(MacBook Air 2018は1.25kgなのでPCクーラーと合わせると2kg以上)。
冷却性能について
冷却台のファンを回転させる前の状態ではCPUの温度が約70℃の状態です。 ファンを起動させてから数分経過した状態では、10℃前後下がっています。
サーキュレーターほど風量は大きくないので温度が下がるまでに時間がかかりますが、最終的には60℃前後まで温度が下がりました。パソコンを起動した時にファンが回るようにUSBに接続したままにすると温度が上がりにくくなると感じました。
U3 PLUSがおすすめな人
- カッコいいモニタースタンドが欲しい!という方
- 静音設計のPCクーラーを探している方
- モニタースタンドやデスク周りに高級感を求める方
- 持ち運びしないスタンドを探している方
興味があれば、是非チェックしてみてください。