ロジクールの「PRO Xゲーミングキーボード」のレビュー記事です。「PRO ゲーミングキーボード(2017年3月30日発売)」の後継機です。Macにも対応しています。
PRO Xゲーミングキーボードの特徴
- 軸(キースイッチ)を交換できる
- ケーブルが着脱可能
- テンキーレス
- 日本語配列
この記事の内容
- PRO Xキーボードの内容物
- 専用ソフト「G HUB」について
- Macで使用する場合の設定・必要なソフト
- PRO Xゲーミングキーボードの使用感
Contents
PRO Xゲーミングキーボードを開封
箱の外装はこのようになっています。
箱の背面です。
箱の中に箱が入っています。
箱を開けるとキーボードが袋に入れられています。
内容物一覧
箱から中身を取り出した様子です。
内容物を表にまとめました。
製品名 | PRO Xゲーミングキーボード |
型番 | G-PKB-002 |
キーボード本体 | 153×361×34mm |
USBケーブル | 183cm |
キートップ 引き抜き工具 | ◯ |
保証書、説明書、保証規定 | 日本語対応 |
表の内容以外に、ステッカーが付属していました。
キーボードについて
表面にマットな仕上げが施されており、かっこいいです。キーボード自体はテンキーレスです。一般的なキーボード(フルキーボード)に比べてコンパクトです。G213(フルキーボード)と比較してみました。
右上の「F9キー」〜「PAUSEキー」は音楽などの再生・停止・音量調整の機能があります。「FNキー」と同時に押すことで機能が使用できます。
キーキャップを取り外すと、クリッキーのスイッチが見えます。
キーボードの奥にはUSBの差込口があります。
USBをケーブルを接続した様子です。コードの着脱が可能ですが、PRO Xゲーミングキーボードは有線接続です。キーボードを掃除する時にコードが邪魔になりません。
背面には5箇所に滑り止めがついています。
角度調整はツマミを持ち上げると変更できます。4°と8°に変更できます。
角度を変更しても、キーボードが滑りにくいです。先端に滑り止めがついています。
高さは約2.5cmです。
4°の時は約3cm(5mm増加)です。
8°の時は約4cm(15mm増加)です。
ケーブルについて
ケーブルの長さは1.8mです。PCと接続する端子はUSB2.0です。
キーボードと接続する端子はmicro-USBです。
キートップ 引き抜き工具について
PRO Xキーボードには工具が付属しています。
横向きに差し込み、引き抜くとキートップが取り外せます。
縦向きに差し込むとキースイッチが取り外せます。
スペックについて
名称 | PRO Xゲーミングキーボード |
発売日 | 2019/11/14 |
重量 | 975g |
接続方法 | 有線 |
軸 | クリッキー |
レポートレート | 1ms |
実際に重量を測定すると、キーボードのみの重量は975gでした。十分な重さがあり、使用中にキーボードがずれる心配はありません。
キースイッチの種類について
PRO Xキーボードに取り付けられているスイッチは「クリッキー」です。青軸のように「カチカチ」と音が鳴り、クリック感があります。キーの種類は3種類あります。
- GX BLUEクリッキースイッチ:青軸
- GX BROWNタクタイルスイッチ:茶軸
- GX REDリニアスイッチ:赤軸
3種類のキースイッチについて特徴をまとめました。GXシリーズはLogicool Gで独自に開発されたキースイッチです。
キースイッチの特徴
- クリッキー:カチカチと音がなり、爽快感がある
- タクタイル:クリック感はあるが、静音設計
- リニア:クリック感がなく、静音設計
※最初から「タクタイル」や「リニア」がついているキーボードは販売されていません。変更したい場合、別で購入する必要があります。
種類 | アクチュエーション ポイント | 押下圧 | キーストローク |
GXシリーズ | |||
GX BLUE クリッキースイッチ | 2.0mm | 50g | 3.7mm |
GX BROWN タクタイルスイッチ | 2.0mm | 50g | 3.7mm |
GX RED リニアスイッチ | 1.9mm | 50g | 4.0mm |
Cherry MX | |||
Cherry MX 青軸 | 2.2mm | 60g | 4.0mm |
Cherry MX 茶軸 | 2.0mm | 55g | 4.0mm |
Cherry MX 赤軸 | 2.0mm | 45g | 4.0mm |
「アクチュエーションポイント」はキーを押し始めてから反応するまでの距離です。
PCのソフト「G-HUB」について
PCに接続して専用ソフト「Logicool G HUB」を起動しました。「PRO」として認識されています。
ダウンロード方法は関連記事に記載しています。
ソフトウェア(G-HUB)で設定できること
- ライトの調整
- キーやコマンドなどの割り当て
- ゲームモードの設定
ライトの調整
イルミネーションの設定です。プリセット・フリースタイル・アニメーションから選択します。イルミネーションの色や光のパターンを選択できます。
キーやコマンドなどの割り当て
割り当ての設定です。ファンクションキーに機能を割り当てます。操作方法は、コピーやペーストなどの機能をファンクションキーにドラックするだけです。
ゲームモードの調整
ゲームをプレイする時に使用する機能です。主にFPSなどで誤爆を防ぐために使用します。使用することが多い、WASDの周辺のキーを無効にするなどです。
Macで使用する場合について
PROゲーミングキーボードはMacのPCにも対応しています。Macの場合、「Karabiner Elements」というアプリがおすすめです。WindowsのキーボードをMac用にキーを割り振ることができます。詳細は関連記事をご覧ください。
実際に使用した感想
テンキーレスのキーボードは初めて使用しました。フルキーボード、60%キーボードを使用してきましたが、最終的にテンキーレスを購入しました。フルキーボードでは、「キーボード自体のサイズが大きすぎる」、60%キーボードでは「慣れるまで、方向キーが使いにくい(面倒)」などのデメリットがありました。用途によって向いている人が違うと感じました。
3種類のキーボードで向いている人
- フルキーボード
- EXCELやCADで数字を多く入力する人
- ゲームをプレイせず、キーボードがマウスに当たる心配がない人
- テンキーレス
- キーボード・マウスでゲームをする人
- ゲーム・文字入力の両方に使用する人
- 60%キーボード
- ゲームだけに使用する人
テンキーレスは汎用性が高く、多くの人にとって使いやすいキーボードです。キースイッチを交換できるため、長期的に使用できます。
キースイッチを交換できるメリット
- カスタマイズ性:青軸→赤軸、茶軸に変更できる
- メンテナンス性:壊れたキー(使用頻度の高いキーなど)だけ交換できる→買い換えるよりも安い
興味があれば、チェックしてみてください。