【レビュー】Razer Thresher 7.1ch ワイヤレスサラウンドヘッドセット【PS4 Slimで使用】

Razerのワイヤレスゲーミングヘッドセット「Thresher 7.1ch ワイヤレスサラウンドゲーミングヘッドセット」のレビュー記事です。RazerのヘッドセットにはKraken、Thresher、Nari、Tiamatなどの種類があります。他社のワイヤレスでサラウンドに対応したヘッドセットは2万円を超えることが多いです。

「Thresher 7.1ch」は「2万円以下でワイヤレスサラウンドに対応している」という点が魅力的です。

Thresher 7.1chの特徴

  • バッテリー駆動時間 :16時間(充電時間:4時間)
  • ワイヤレスだからコードを気にしなくて良い
  • USBと光デジタル端子でサラウンド化
  • 無線接続なのに遅延を感じない
  • 頭にフィットしやすい

実際に使用した感想・使用感などをレビューします。光デジタル端子を使用しますが、音声分離器を使用することでPS4Slimでも使用可能です。接続方法はAstroのMixAmpなどと同様です。

Thresher 7.1chを開封

外箱は青色のグラデーションのデザインです。

背面には英語で説明が記載されています。

箱を開けると、ヘッドセットとUSBワイヤレスドングルが見える状態です。

ヘッドセットはプラスチックの型に入っていることが多いです。Thresher 7.1chはスポンジの柔らかい型に梱包されていました。

内容物一覧

箱から中身を取り出した状態です。

説明書は日本語に対応しています。Razerのステッカーが入っています。

中身を表にまとめました。

製品名 Thresure 7.1ch Wireless Surround Gaming Headset
Amazon価格 ¥15,814
型番 RZ04-02230100-R3M1
ヘッドセット 409g
ケーブル(USB-MicroUSBケーブル) 2m
ケーブル(光デジタルケーブル) 0.7m
7.1サラウンドサウンドオーディオアダプタ
取り扱い説明書 日本語対応

ヘッドセットについて

ヘッドセット単体の重量は409gです。ワイヤレスのため、バッテリーなどが内蔵されています。バッテリーの分、重くなっています。

電源を入れるとイヤーカップのロゴが点灯します。

イヤーカップは90°回転します。首に掛けた状態で横を向いても、口や顎が当たりにくいようになって居ます。

イヤーカップの下部にはボタンやダイヤルがあります。

左のイヤーカップにはLEDが1つ、ボタンが3つあります。

  • LED:バッテリーに関する情報
    • 赤(点灯):充電中
    • 青(点灯):充電完了(ヘッドセットの電源が入っている時も点灯)
    • 赤(点滅):バッテリー低下(警告音あり)
  • 電源ボタン:オン・オフ時に、それぞれ約5秒間長押し→音がなったら電源がオン/オフ
  • Micro USBポート:充電時に付属のUSBケーブルを差し込む際に使用(DUALSHOCK4のケーブルでも充電可能)
  • マイク音量(自分の声)の調整ダイヤル:ダイヤルを押し込むとマイクミュートのオン・オフを切り替え

右のイヤーカップにはダイヤルが1つあります。

  • ゲーム音の音量調節(ダイヤルを押し込むと聞こえる音のミュートをオン・オフを切り替え)

マイクは収納できます。長さは約12cmあり、前後・上下左右に折り曲げられます。

 

マイクは単一指向性です。マイクミュート時に先端が赤く光ります。マイクオンの時は光りません。

ドライバーは特殊な形状をしています。ドライバーの上部が凹んでおり、「こめかみに側圧がかかりにくい形状」です。また、メガネの縁が当たりにくいです。

イヤーパッドはPUレザー製のため、高級感があります。

取り外すと、ドライバーに合わせて背面が変形いることが分かります。

厚さは約2cmです。

サイズは取り付けるときに自動で調整されます。ヘッドパッドを頭に押し付けるようにしてヘッドセットを取り付けます。

外側には「RAZER」と記載されています。

ヘッドパッドの外側はPUレザー性です。内側(頭に当たる側)はメッシュ素材です。メッシュ素材のため、蒸れにくいです。

ケーブルについて

ケーブルは2種類あります。

  • USB-MicroUSBケーブル
  • 光デジタルケーブル

USB-MicroUSBケーブル

長さは2.0mです。ヘッドセットに充電する時に使用します。

Type-A側は端子が黄緑色です。

背面には「RAZER」と記載されています。

MicroUSB側の端子も黄緑色です。

背面はType-A側と同様に「RAZER」と記載されています。

光デジタルケーブル

長さは0.7mです。PS4とUSBワイヤレスドングルを接続する際に使用します。

端子は2種類あります。PS4や音声分離器(PS4Slimの場合)に接続する端子です。

反対側の端子は先端が長いです。こちらはUSBワイヤレスドングルに接続します。

7.1サラウンドサウンドオーディオアダプタについて

サラウンドサウンドオーディオアダプタ(USBワイヤレスドングル)です。

 

側面には光デジタル端子の差込口があります。

USBワイヤレスドングルの端子は一般的な黒色です。

スペック・素材について

スペックについて

発売日 2018/12/21
接続方法 有線
ヘッドフォン 
密閉型/開放型 密閉型
ドライバー 50mm、ネオジム磁性体使用
バッテリー持続時間 16時間
バッテリー充電時間 4時間
ワイヤレス周波数帯域 2.4GHz
ワイヤレス動作可能距離 12m/40ft
周波数特性 12~28,00Hz
インピーダンス 32Ω@1kHz
マイク
周波数特性 100~10,000Hz
感度(@1kHz) -38±3dB
S/N比 55dB
ブームマイクのデザイン 単一指向性

素材について

イヤーパッド PUレザー
ヘッドパッド 布製(メッシュ素材)
ヘッドパッド上部 PUレザー
フレーム スチール
スライダー ワイヤー
イヤーカップ プラスチック

場所については下の画像にまとめました。

 

類似品との違い

「Razer Threasure Ultimate」という似たような商品があります。「Threasure 7.1ch ワイヤレスヘッドセット」よりも約3,000円高いです。

画像を見ると、ヘッドホンハンガー(ベースステーション)が付属していることが分かります。違いは3つあります。ヘッドセット自体は同じです。

  • Threasure Ultimateにはヘッドホンハンガーが付属
  • 起動方法が違う
    • Threasure 7.1ch:PS4を起動→ヘッドセットを起動
    • Threasure Ultimate:PS4を起動→ベースステーションを起動→ヘッドセットを起動
  • 接続方法が違う
    • Threasure 7.1ch:PS4にUSBワイヤレスドングルを接続→USBワイヤレスドングルに光デジタル端子を接続
    • Threasure Ultimate:PS4にベースステーションをUSB接続→ベースステーションに光デジタル端子を接続

ベースステーションは無線でヘッドセットに音声を送受信するために使用します。Razerのベースステーションは単品でも約1万円で販売されています。単品で販売されているものは「USBハブ兼ヘッドセットハンガー」のため、機能が違います。

PS4Slimに接続する場合

PS4Slimには光デジタル端子がないため、音声分離器が必要です。音声分離器はHDMIケーブルから光デジタルに変換するために使用します。価格は¥3,000程度です。この方法ではHDMIケーブルが2本必要です。

接続方法

下の画像のように接続します。PS4スリムからHDMIケーブルで音声分離器に接続します。音声分離器で変換した音声を光デジタルケーブルでUSBワイヤレスドングルに接続します。

PS4側の設定

PS4(旧型)、PS4 Pro

「設定_サウンドとスクリーン_音声出力設定」から設定します。

出力端子:光デジタル出力→Dolby Digital5.1ch

音声フォーマット(優先):ビットストリーム(Dolby)

PS4 Slim

設定

サウンドとスクリーン

音声出力設定

音声フォーマット(優先)_ビットストリーム(Dolby)

設定_周辺機器

オーディオ機器

「オーディオ機器」の設定をします。

設定内容は3つです。

  • 入力機器:USBヘッドセット(Razer Thresher 7.1ch)
  • 出力機器:USBヘッドセット(Razer Thresher 7.1ch)
  • ヘッドホンへの出力:チャット音声

「チャット音声」にすることでPSボタンを長押しした時に、ゲーム音・フレンドのボイスチャットの音量をそれぞれ調整できます(ヘッドセット右側のダイヤルで音量を調整し、「音声コントロール(ヘッドホン)」でフレンドの声の大きさを調整)。

実際に使用した感想

ワイヤレス接続の7.1chサラウンドのヘッドセットです。購入前に気になっていたことは2つありました。同じRazer製品のKrakenをAstroのMixAmpに接続してサラウンド化したものと比較しました。

  • 音質は良いのか?
  • 遅延はないのか?

音質について

同じRazer製品で有線接続のヘッドセット「Kraken」をサラウンド化したものと聞き比べました(AstroのMixAmpに接続)。

音質は「普通という印象です。低音は強めですが、Krakenよりは低音が弱い(Krakenは低音がとても強いヘッドセット)と感じました。私が使用した中では、他社のメーカーの1万円くらいのヘッドセットと同じくらいです。ノイズはなく、快適にゲームで使用できました。

音の遅延について

遅延はありませんでした。FPSで使用する時に、遅延があると銃声や足音に気付けず不利になります。「Thresher 7.1ch ワイヤレスサラウンドヘッドセット」に関して遅延」を心配する必要はありません

着け心地について

409gあり、重量だけを見ると「重いヘッドセット」です。使用してみると、着け心地はとても良いと感じました。着け心地が良い理由は3つあります。

  • 頭の大きさに合わせて自動でサイズ調整
  • ドライバーの形状が特殊
  • ワイヤレス接続

サイズ調整について

Thresher 7.1chワイヤレスサラウンドヘッドセットは頭の大きさに合わせて自動でサイズ調整されます。ワイヤーで調整しているため、自動でサイズの微調整が行われます。「ヘッドセットを付けるだけで調整される」という点が楽だと感じました。

ドライバーの形状について

ドライバーが傾斜しているヘッドセットは他の製品でもたくさんあります。メリットは「耳にドライバーが当たりにくい」ということです。

Thresher 7.1chワイヤレスサラウンドヘッドセットは「メガネを掛けて使用する人」のための工夫がされています。スピーカー部分は平らですが、周囲が深く掘られています。この構造によって得られるメリットは2つあります。

  • メガネの柄の部分が顔に押し付けられにくい
  • こめかみを圧迫しにくい

ワイヤレス接続

「ワイヤレス」のため、姿勢が楽でした。有線接続のヘッドセットにバッテリーなどの重量が加算されるため、重さはあります。周囲にコードがないため、コードを気にする必要がありません。有線接続のヘッドセットで気になる点は2つありました。

  • コードに引っ張られないように猫背になる→首や肩に負担がかかる
  • コントローラーなどを持っている手にコードが当たると邪魔になる

ワイヤレスにすることで楽な姿勢で使用できます。重さはありますが、楽な姿勢で使用できることによって快適にゲームをプレイできると感じました。

気になったこと

「ワイヤレス」にするメリットはありますが、デメリットもあります。

バッテリーについて

バッテリー駆動時間:16時間

充電時間:4時間

バッテリーの性能については満足しています。しかし、ゲーム中に起こる「バッテリー切れ」が気になりました。FPSでは「音が大事!」と言われています。MicroUSBで充電するため、PS4のコントローラーなどの充電器に接続することで、「充電しながら使用することは可能」です。バッテリー切れの対策が必要だと感じました。2つの対策をすると快適に使用できます。

  • 手の届く範囲にMicroUSBのケーブルを置いておく
  • プレイ時間に合わせて事前に充電する

接続について

USB接続のヘッドセットはPS4に直接つながないと使えないものがあります。Thresher 7.1chワイヤレスサラウンドヘッドセットは、USB3.0のハブを経由しても使用できました(ハブに関しては「何を使用しても接続可能か」は不明)。

USB接続の7.1サラウンドサウンドオーディオアダプタとヘッドセットの間に遮蔽物(物や体など)があると接続が途切れることがありました。ゲームのプレイ中に音が途切れることはありませんでした。ヘッドセットを掛けた状態で席を離れると、距離や移動先によっては音が途切れました。「部屋のどこでもゲーム音が聞こえるかどうか」は、人によると思います。

音楽を聞いた場合(PCに接続)

MacBook AirにUSB接続でJ-POPなどの音楽を聞きました。光デジタル端子がないため、ワイヤレスのステレオとして使用しました。低音は若干強めですが、強すぎないためイヤホンなどで聞いているような「自然な音」「聞き慣れた音」という印象です。音楽鑑賞には使えますが、基本的な用途はゲーム用です。

ゲームをプレイした場合-PS4でAPEX Legendsをプレイ-

イコライザの調整はありません。ゲーム音は低音が強めですが、AstroのMixAmpに接続したRazer の「Kraken」と比較すると低音が少し弱めだと感じました。7.1chのため定位感が高く、銃声や足音の方向が分かりやすいです。上下左右・斜めの音が判別できるため、「敵の位置を判断しやすい」と感じました。

ワイヤレスにすることでメリット・デメリットがあります。サラウンドに対応しており、FPS向けのヘッドセットです。ワイヤレスのヘッドセットが欲しいけど、値段を抑えたい!」という人におすすめです。興味があれば、チェックしてみてください。